香港デモの中心人物として活動していた香港民主化活動の元リーダー、黃之鋒(こう・しほう、ジョシュア・ウォン)さん(27)。そう、いつも周さんの隣にいた、メガネのあの好青年だ。

image by: VOA / Public domain(右:黃之鋒さん、左:周庭さん)
X(旧Twitter)の情報によると、香港の民主化運動を周さんとともに支えてきた黃さんは、現在も香港当局に拘留中だという。21年に再々逮捕された後も裁判が長引き、判決が出ていない状態だという。最悪の場合、有罪としては最高刑の「無期懲役」になる可能性も残されている。
周庭アグネス・チョウがカナダに亡命する一方、黃之鋒ジョシュア・ウォンは2021年1月に再々逮捕(国案法違反)され現在も拘留中。2月に始まった裁判は90日程度で終わる見込みだったが、延期や遅延が続きいまだに継続中。有罪の場合、最高刑は無期懲役https://t.co/ehdcJyXVFj
— junkTokyo (@junktokyo) December 4, 2023
黃さんは2020年、日本のネット上で「チー牛」(チーズ牛丼)というネットスラングで呼ばれ、そのことに周さんと黃さん本人が反応して大きな話題となった。
ここで言う「チーズ牛丼」とは、
- メガネに子どものような黒髪
- 覇気のない童顔(大人なのに中学生みたい)
- 陰キャ(陰気なキャラクター)
の男性ことを指すネットスラングで、チーズ牛丼、略して「チー牛」と呼ばれることが多い。元々は某巨大ネット掲示板に投稿された、上のような特徴と、以下のようなイメージイラストが元ネタとなっている。このイラストを描いた作者のツイートを見ると、黃さんの顔によく似ていることがわかる。
こういう事なんスわ… pic.twitter.com/fffh9S3Tar
— いびりょ(チー牛描いた人) (@ibiryo_sun) October 22, 2019
MAG2 NEWSでは、黃さんが日本のネット上で「チー牛」認定されたことを以下の記事で報じた。そして、彼もまた日本文化をリスペクトしており、生粋のガノタ(ガンダムオタク)であることなども紹介。
【関連】日本から「チー牛」認定された香港民主化リーダー、器のデカさを見せつける
すると、この記事について周さんが自身のYouTubeチャンネルで、MAG2 NEWSの記事を画像つきで紹介し、黃さんが「チー牛」と呼ばれて話題になっていることを紹介したのである。

YouTube「周庭チャンネル」より。現在、この動画は「非公開」
そんな二人は2020年11月に収監。周さんは実刑判決を受けて収監されたのち出所し9月にカナダへ「亡命」、黃さんは当局に拘留中で現在も裁判が続いている。
この二人が香港の青空のもとで再び再開できる日は来るのだろうか。周さんのカナダ亡命が、その日への「新たな第一歩」となることを願うしかない。
※本記事内のツイートにつきましては、X(旧Twitter)のツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by: Honcques Laus / CC0









