現役精神科医が教える、面倒だけど続けたいことをやりきるワザ

 

■「1分すらもダメ」と言い聞かせろ!

今度は良くない習慣についてお話します。

たとえばネットやゲームをしたり、スマホを見たり、ダラダラと寝っ転がってしまったりして、時間をムダにしてしまったと感じることは、誰でもあるでしょう。

そのときは、「良い習慣」の逆の行動を取ってみましょう。

たいていの人は

「1分でやめるから、スマホを見たい」

というように頭の中で考えて、行動することが多いはずです。

そして皆さんがご存知の通り、1分だけと考えて始めたら、そのまま続いてしまいます。

「1分だけで良いから、やりたい」

「じゃあやって良いよ、1分だけ」

という自問自答により、本当に一瞬・1分と言いながら、どんどん長くなっていくのは目に見えています。

ですので、良くない習慣は、「1分すらもダメ」です。

1分だけ…と頭の中で思ったら

「これは絶対に1時間、2時間になるからダメ」

というのをまず自身に1回は言っておきます。

そうすると

「これは1時間をムダにしてまで見るほどのものではない」

という思考が働きます。

こう考えることによって、良くない習慣を始める回数が減っていきます。

そして実際に良くない行動を始めてしまったときにも

「1分で絶対終わるんだ」

と自分で一度考えているため、本当に1分や短い時間で終えられるかもしれません。

このように、やりたいことは「短くても良いから」と自分をおだててやりましょう。

反対にやりたくないことは「これは1回で終わらない、絶対1時間かかる」と一度自分を止めることを心がけましょう。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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