週刊文春が報じた女優・佐々木希(36)の金銭トラブル。ジュエリー職人にオーダーメイド商品を注文しておきながら期限までに代金を入金しなかったとされ、巷では「佐々木が非常識」「客の情報を暴露する職人のほうがヤバい」など議論が沸騰、まさに泥沼の様相に。これに関して「この手の金銭スキャンダルは、本人が思っている以上にかなり長く尾を引く」と指摘するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。
佐々木希の「金銭トラブル」タレント生命の危機に発展も
妻以外、日本国中を呆れさせた、破廉恥極まりない不倫騒動から4年、地味に露出を増やしつつあった『アンジャッシュ』渡部建に、今度は金銭トラブルが発生したようです。
といっても今回の主人公は、耐え忍んで一家の大黒柱となっている佐々木希が起こした、ジュエリーの支払いに関する金銭トラブルだといいます。
人気商売の芸能人にとって、この金銭に関するトラブルが表沙汰になることは、マイナス・イメージの増幅以外何ものでもないでしょう。
夫の不倫騒動で私生活を晒された妻は、子供のためにと離婚もせず、相変わらずの透明感と、世間の女性たちからの応援を背に受け、ドラマにCMに出演し続けて一家を支えてきました。
そんな事情を全てひっくり返すようなこのトラブルは、今後の展開次第では、タレント生命の危機と言っても大袈裟な話ではないような気がします。
所属事務所としても頭の痛いところでしょう。
綾瀬はるかの「投資トラブル」で被害者が続出したワケ
人気芸能人の金銭トラブルで私の頭の中にすぐ浮かんでいるのは、2022年11月に4人の逮捕者を出した、綾瀬はるかが広告塔に使われた投資トラブルです。
『女性セブン』が伝えたところによれば、逮捕された詐欺グループが売り込んでいたセールストークは「お金を出してくれたら、綾瀬はるかと2人きりでの食事をセッティングするから」だったといいます。
芸能記者を長くやっていれば、これが度々耳に飛び込んでくる“有り得ない与太話”の類いだとわかりますが、容疑者の息子を顧問税理士として雇っていた綾瀬は、経緯はわかりませんが、この投資話パーティに居合わせたことがあり、出席者と写真まで撮っていたといいますから、もしかしたら…と淡い期待をしてしまい、財布の紐が少々緩くなった被害者がいたとしても不思議ではないかもしれません。
なかには撮った写真を大きく引き伸ばして自宅に飾り、綾瀬との交際、結婚を信じて疑わなかった投資家もいたといいます。
国民的女優が自分のためだけに側で笑ってくれたら…なんて魔力にかかってしまったわけです。
「芸能人の信用」を最大限に悪用した南野陽子の元夫
もうひとり、南野陽子も長年にわたり芸能マスコミを賑わすことになりました。
12年間連れ添った夫が昨年11月、業務上横領の容疑で逮捕されたのですが、この元夫が人を騙すときに決まって口にしたのがナンノの名前だったと、『女性セブン』が伝えていました。
今の若い実業家はピンとこないでしょうが、40年前にデビューした『はいからさんが通る』や『スケバン刑事』のナンノを知る50代経営者やセレブリティたちは、“あのナンノが連れ添う旦那さんなら…”と信用してしまった…というわけです。
人気芸能人というブランドには、ファンでなくても人の心を惹きつけて離さない魅力があります。
- “テレビに出ているわけだから逃げも隠れもしないだろう”
- “〇〇と知り合えて、食事をして…もしかしたら友達以上の関係になれるかも”
- “〇〇と仲良くなれれば、自分のビジネスにもプラスになるかもしれない”
佐々木希とジュエリー職人のトラブルは、お互いが警察に相談している状況だといいますから、今後どのような展開になるのかはわかりません。
ただ金銭トラブルというチープなスキャンダルの代償は、本人が思っている以上に、かなり長く尾を引くものだというのは間違いないと思います。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by:Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons