俳優の窪田正孝(36)が、“除念師”なる人物が考案した高額の“ルート治療”を受けている写真を“スピ感”たっぷりのメッセージとともにインスタにアップして物議を醸しています。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんの脳裏に蘇るのは、かつて羽生結弦がハマった“謎の整体師・チャクラ仙人”、そして錦織圭を魅了した“神霊かずたま占術家”のこと……なぜ芸能人やスポーツ選手は、一般的な代替医療の域を超えた“疑似医療”“詐欺治療”に騙されてしまうのでしょうか?
窪田正孝、謎の“除念師”に騙されるの巻
窪田正孝のインスタグラムが“警告”、“閲覧注意”、“不適切”の対象となっているようです。
そうなると人間というのは、逆に“怖いもの見たさ”という心理が働いてしまいますよね…。
指摘されたインスタは、この“除念師”が考案した“ルート治療”なる施術で、窪田の額や頭に無数の鍼が打たれた写真でした。
イギリスのホラー映画『ヘルレイザー』を彷彿とさせるようなその写真に、どこか知らない異空間に吸い込まれそうな感覚に陥ってしまいました。
窪田は写真と一緒に――
「心体と健康に興味が湧いてから、自分なりの氣づき、体験をしてきたけど魂の根幹までぶち抜いてくれる施術は生まれて初めて~(中略)~えげつない」
という投稿も。
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羽生結弦と“チャクラ仙人”のエグい関係
この投稿を読みながら私の頭に浮かんだのは、プロフィギュアスケーター・羽生結弦がまだ現役選手の頃に専属トレーナーとして帯同していた“謎の整体師・チャクラ仙人”の出で立ちでした。
演技中の羽生に、リンク側から“氣”(気)を送り続けていた人物です。
2014年、GPシリーズ中国杯で羽生が中国人選手と激突、負傷したときには、現地のドクターを押し退けて治療に講じる姿が、世界中のスケート関係者の間で話題になっていました。
その後、私がフィギュアスケート会場に顔を出すと、米国の関係者から「あの白髪の老人は何なんだ?医者か?連盟関係者なのか?」と質問されたことを憶えています。
羽生が会場入りする時も、先頭で歩く羽生のすぐ後ろを必ず歩き、ウォーミングアップ・エリアでもピッタリと側に寄り添いマッサージを施していた姿を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
選手の会場入りは、本当なら選手の不安を解消すべく助言をするためコーチが側を歩くものですが、羽生の場合、そのポジションにはいつもこの白髪の老人がいて、ブライアン・オーサーはこの隊列のいちばん後ろを歩いているという並びでしたから、関係者たちが首を傾げるのもわかるような気がします。
1度だけ、会場に設けられた喫煙所で、オーサーコーチに「Yuzuruの足首のケガは大丈夫なのか?」と聞いたことがありました。
するとオーサーコーチは首をすくめ、両手を広げて「それはMr.Kikuchiに聞いてョ…」と答えてくれたことが強く印象に残っています。
想像できたのは、“羽生は技術や技、演技ではない、身体のコンディショニングは、オーサーコーチへの信頼度は低いのか…”という事でした。
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