守備が苦手だった元・阪神の鳥谷敬は、なぜ「ミスをしない選手」になれたのか?

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人間ですから、誰でも一度はミスをしていまいますが、どうやったら「ミスを防ぐ」ことができるのでしょうか? 今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』著者・土井英司さんが紹介するのは、守備が苦手だったという元阪神タイガースの鳥谷敬選手が書いた「ミスをしない」ためのコツについて書かれた一冊です。

【結果に結びつく練習とは。】⇒『ミスをしない選手』

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ミスをしない選手
鳥谷敬・著 PHP研究所

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、守備が苦手だったにも関わらずゴールデン・グラブ賞を5回、ベストナイン6回を受賞した、元プロ野球選手の鳥谷敬(とりたに・たかし)さんによる一冊。

プロスポーツ選手が書いた本のすべてがビジネスに役立つわけではありませんが、たまに、ものすごく役立つ本があります。

それはどんな本かというと、考え方ややり方に再現性のある本です。

本書によると、野球界にもビジネスの世界と同じようにミスが許されない仕事があるそうです。

それは何かというと、「守備」です。

守備の世界では、100回のうち3、4回ミスをするだけで9割7分、9割6分となり、下手の部類に入ってしまうそうで、そういう意味で言うと、著者は「ほぼミスをしない」選手だったということになります。

では、なぜそんなにミスを減らし、守備の名手と呼ばれるまでに至ったのか?

本書には、その考え方・やり方の秘訣が書かれています。

「ミスをしない」といった精神論や、「正面に入る」といった古いセオリーではなく、あくまで合理的にミスをしない方法、仮にミスをしてもリカバリーできる方法を考える。

データを元に、思い込みではなく、本当に結果が出るやり方を選択する。

以前、『アメリカン・ベースボール革命』という本を紹介しましたが、あれと同じく、データに基づく、あくまで結果を出すための方法を論じています。

アメリカン・ベースボール革命

現在活躍中の大谷翔平選手もそうですが、偉大なことを成し遂げる人はみな、思い込みや古いセオリーに囚われない。

あくまで合理的にもっと良いやり方を模索する姿勢が、結果としてすごい数字に結びつくのです。

本書には、そんな科学的態度が書かれており、ビジネスパーソンにもぜひ読むことをおすすめしたい。

さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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