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香川照之が約2年半ぶりドラマ復帰!の裏で…のん(能年玲奈)や沢尻エリカが「地上波はむずかしい」と言われるワケ

『半沢直樹』で一世を風靡した俳優の香川照之(59)が、WOWOWでドラマ復帰することを発表。銀座の高級クラブでのセクハラ・パワハラ騒動で活動を休止した後も、ファンからは「才能を埋もれさせないで」といった声が多数寄せられていたと言います。同様の声は、たとえばのん(能年玲奈)や沢尻エリカのファンからもあがっていますが、芸能関係者が彼女たちの復帰を「むずかしい」と評価する理由とは?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

役者・香川照之がドラマ復帰! 地上波連ドラも視野

2022年8月に『デイリー新潮』が報じた会員制クラブホステスへのハラスメント、マネージャーへのパワハラとも思える態度が公になり、クライアントのすべてを失った香川照之が、約2年半ぶりにWOWOWのドラマで復帰することが発表されました。

所属事務所には「役者として才能のある人を、このまま埋もれさせないで下さい」とか、「もう十二分に猛省しているはず。彼の芝居を見せて下さい」といった声が数多く寄せられていたと言われています。

同年12月に、歌舞伎役者・市川中車としては復帰舞台を踏んでいますが、役者・香川照之としては本当に久しぶりに、あの怪演が戻ってくるというわけです。

昨日行われた完成報告会では、不敵の笑みを浮かべながら監督に向かって「このドラマを酷評される勇気はありますよね?」と、いかにも香川らしいやり取りで取材陣を沸かせ、続けて「歴史に残るドラマだと、今自信を持って言うことができます」と話した香川。この反響の大きさ次第では、一気に地上波連続ドラマへの復帰が動き出すことになると想定できます。

この会見を見て、少し前、『ピンズバNEWS』のサイトが20歳代~30歳代の男女に聞いたとして、“地上波ドラマに復帰してほしい俳優”ランキングを特集していたのを思い出しました。

トップ3は、沢尻エリカ、香川照之、能年玲奈あらため「のん」でした。

それぞれ理由は違いますが“芝居がしっかりできるのに、地上波ドラマで見ることができないなんて理不尽過ぎる…”というのが共通した意見でしょうか。

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香川照之がOKでも「沢尻エリカはむずかしい」ワケ

ただ沢尻に関しては、連ドラのスポンサー企業であるクライアントが尻込みをしている現状があるようです。

昨年2月に舞台『欲望という名の電車』で、約4年ぶりに活動を再開させた沢尻は、世間の注目度が相変わらず高いことを証明させたわけですが、クライアントにしてみれば、再犯率の高い薬物事件を起こしたタレントは“怖くてキャスティングできない…”というのが本音なのだと理解できます。

このランキングには、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』に出演し、これからという時に逮捕されたピエール瀧も入っていましたが、酒井法子、ピエール、沢尻たちがなかなか地上波に復帰できないのも、再犯率の高さという高い壁がそびえ立っているからだと言えるでしょう。

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薬物組よりもハードルが高い!? のん(能年玲奈)地上波復帰のゆくえ

そして意外かもしれませんが、芸能記者の間で、地上波復帰が最上級に難しいとされてきたのが「のん」です。

独立による事務所とのトラブルがいまだに尾を引いている「のん」ですが、前所属事務所の社長の怒りは、あれから10年近く経過した今もおさまる気配はなく“地上波復帰はおそらく、半永久的にないだろう…”というのが共通した認識です。

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さて、私がこのランキングで、無意識に探していたのは四代目市川猿之助という名前でした。

『半沢直樹』、『鎌倉殿の13人』での演技は、不謹慎かもしれませんがいまだに私の脳裏から消えません。

2023年11月、両親への自殺幇助の罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪が確定した四代目市川猿之助こと喜熨斗孝彦氏。

事件の特殊性は十分に理解しているつもりですが、ランキングの中に名前が見当たらなかったことを、少しだけ残念に思ってしまった私です。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

image by: Ogiyoshisan, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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