女優・のん、地上波ドラマ電撃復帰であの「リケジョの星」怪演か!?『新幹線大爆破』だけじゃない元・能年玲奈の逆襲

2025.03.11
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2013年のNHK『あまちゃん』で大ブレイクし、「じぇじぇじぇ」の流行語で一世を風靡した能年玲奈。2016年以降は事務所独立をめぐるゴタゴタで干されていましたが、いよいよ「のん」としてこの春、地上波連続ドラマに復帰するとの週刊誌報道がありました。「実際に自分の目で見るまでは半信半疑」という芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、女優・のんの過去と現在地を解説します。

「のん」が地上波ドラマ復帰か?能年玲奈 独立・改名騒動から早9年目

2006年にモデルとしてデビューし、2013年前期の、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で大ブレイクした能年玲奈が、2016年にそれまでの所属事務所から独立し、“のん”に改名してから9年目を迎えようとしています。

改名前から、独立トラブルで地上波の連続ドラマから完全に“締め出されていた”のんですが、この4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS)で実に12年ぶりに復帰することを女性セブンが報じていました。

同誌によれば、すでに収録シーンは撮影済み。その役柄は2014年、捏造した研究結果について「(万能細胞である)STAP細胞はあります!」と堂々と言い放ち、のちにその嘘がバレて論文を撤回、学位も取り消された“リケジョの星”事件を彷彿とさせる女性研究員を演じているそうです。

実は、のんの地上波連ドラ復帰の噂は、2023年7月期の日曜劇場『VIVANT』の時もありました。

放送開始前、赤坂界隈からは盛んに“のん、復帰!”がリークされ、同ドラマ演出家でTBS上席役員待遇の福澤克雄氏が直々にアプローチした…なんて噂も流れたぐらいです。

結局これは噂の域を出ることはなく、『VIVANT』のサプライズ・ゲストは『嵐』二宮和也だけで終わったのですが、そんな“前科”があるだけに、私は実際に正式発表されるか、自分の目で放送を見るまでは、今のところ話半分に聞いていようか…という状態です。

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「のん応援団」vs.「のんアンチ」芸能記者の評価は二分

CMこそ流れてはいましたが、のんが地上波テレビから消えて12年…芸能記者の声も完全に2つに分かれます。

ひとつは“もう十分に制裁は受けた”。

もうひとつは“芸能活動のいろはを教え、育ててくれた所属事務所を裏切った罪に時効はない”です。

前者が、のんの女優としての才能を評価し、地上波連ドラ出演を強く望んでいる一方、後者は“特にのんじゃなきゃダメというほどのキャラクターはなく、替わりは山ほどいる”という認識のようです。

また、出演者をキャスティングする側としては、爆弾を抱えた女優を作品に起用することで、番組スポンサーや周辺からどんな反発が生まれるのか非常に不安だ、というのが現状のようです。

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なぜ芸能事務所と所属タレントはお互いに歩み寄れないのか?

独立による芸名使用のトラブルで私が真っ先に思い出すのは、1990年公開の『稲村ジェーン』主演、加勢大周です。

“茅ヶ崎を生きる、何もない青春を描きたい”と、監督と音楽を担当したのはサザンオールスターズの桑田佳祐。興行収入は18億円を超え、同タイトルのサウンドトラックもミリオンセラーとなった作品です。

加勢をめぐる芸名使用騒動は、私にタレントと、マネージメント側との微妙な距離感の難しさを教えてくれました。

ギャラの未払いを理由に独立を仕掛ける加勢側の取材をしていて、「お前はいったい、どっちの味方なんだ!」と恫喝されたときのシチュエーションを、私は今でも忘れることができません。

この恫喝スタッフは元オリンピアンでしたから、彼が敵と見なしていた“事務所側です…”なんて冗談半分にでも口にしたら、私はボコボコにされていたでしょうね。

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