江藤農水相の「コメは買ったことがない。私の家には売るほどある」という発言が大炎上。これに関して、「自民党はわざと選挙で負けようとしている」「自民党が政権の座から降りると、なぜか決まって大災害が起こる」という説が一部で注目されている。
「そのコメを国民に安定供給するのがお前の仕事だろ」江藤農水相が大炎上
とんでもない“本音”が自民党から飛び出した。
「コメは買ったことがない。私の家には売るほどある」とのたまったのは、江藤拓農林水産大臣(64)その人。食料の安定供給に尽力すべき立場にありながら、コメ価格の高騰にあえぐ消費者にケンカを売っているとしか思えない発言だ。
自民党佐賀県連が18日に開いた政治資金パーティーでのひとコマ。いわゆる“内輪向け”のリップサービスだったというが、西田昌司参院議員(66)の沖縄県民愚弄発言と同様、暴言が外部に漏れないわけがなかった。
江藤大臣の発言は案の定、大炎上。SNSや掲示板では、自民の支持者からすら≪コメの値段が下がらないわけだ≫≪よりによって参院選前の大事な時期に…≫≪さすがに無能すぎる≫など、批判が相次ぐ事態となっている。
いっぽう、想像の斜め上をいく江藤大臣の“無能っぷり”をどうしても受け入れられない一部層からは、≪何か深い考えがあって、意図的に失言してみせたのだろう≫といった奇妙な擁護(?)も。
「今回の江藤大臣にしても、沖縄やひめゆり部隊を愚弄した西田議員にしても、内輪の会合とはいえ自分の発言が外に漏れることは当然、想定できたはずでしょう。彼らの発言がバカウケしてしまう“内輪”のノリが気持ち悪いという点はさておき、苦戦必至の選挙を控えたこの時期に、自民党議員から失言が相次ぐのはたしかに異常です。まるで夏の参院選で大敗したいような、あるいは近い将来、政権を放り出して野党になりたいかのような、有権者の神経を逆撫でする発言が繰り返されています」(ネットメディア編集デスク)
「自民党が政権の座から降りると、なぜか決まって大災害が起こる」法則
江藤大臣の名前をSNSで検索すると「無能」「米」「落選」といったキーワードが優先的にサジェスト(提案)される。これがネットの総意のようだ。
多くの国民が実感するように、やはりわが国の農水大臣は単なる“無能”なのだろうか。それとも“無能”を演じざるを得ない、なにか深刻な事情があるのだろうか?
ここで1つ、いかにも眉唾物ではあるものの少し気になる情報がある。複数メディアに寄稿するスピリチュアル専門ライターが説明する。
「政治の世界では『海の日』の3連休なか日にあたる7月20日投開票で参院選の調整が進んでいるようですが、我々の業界ではその直前、2025年7月5日の大予言が大いに注目されています。
ご存じのとおり、東日本大震災の予言を的中させた漫画家、たつき諒氏の『私が見た未来 完全版』による未来予知で、この日の午前4時18分に大地震や大津波などの大災厄が起こるかもしれない――と。
で、恐らくそこからの連想なのでしょうが、今スピ界隈では『自民党が政権の座から降りると、なぜか決まって大災害が起こる』という不気味な法則があらためて注目されているんですよ」(スピリチュアルライター)(次ページに続く)
自民党は大災害の発生を知っていて、政権をわざと投げ出している!?
死者6434名を数え、高速道路が横倒しになった阪神・淡路大震災は1995年1月17日に発生。このときの政権は「自社さ連立」で、日本社会党委員長の村山富市氏が総理になって約半年後に“非自民政権下での大災害”が起こった。
また、東日本大震災は2011年3月11日に発生。想像を絶する揺れと大津波は2万2325名もの死者・行方不明者を出し、福島第一原発のメルトダウンによってわが国は国家存亡の危機に陥ったが、当時は民主党政権。菅直人内閣が危機対応にあたった。
そして、このような「非自民政権下でばかり、なぜか未曾有の大災害が起こる」という陰謀論には、2つの解釈があるという。
「ひとつは、『“自民党様”を負けさせた日本国民に、カミサマが“天罰”を与えたのだ』とする見方。もうひとつは、『自民党は大災害の発生をあらかじめ知っていて、しかるべきタイミングで政権をわざと投げ出しているのだ』とする見方です。最近、自民から失言が相次いでいるせいで、スピ業界では後者の説に注目する人が多くなってきました」(前出のスピリチュアルライター)
前者の代表格は「津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある」と発言した故石原慎太郎氏や、「政治がこれじゃ、、大地も怒りますよね。。 ( ゜3゜)ノ♪☆」とXに投稿したタレントのつるの剛士氏だろう。ただ、自然災害を“天罰”などと表現するデリカシーのない人種はこの際、放っておこう。
また、後者の「自民が災害前に政権をわざと投げ出している」という説に関しても、証拠や根拠はまったくない。自公政権でも熊本地震や能登半島沖地震など大災害は発生しているし、常識で考えれば陰謀論というよりほかない。
ただ、ここで注目すべきは、主要なネット検索サービスにおいて、「政権交代」と「地震」が、なぜか強い関連性を持つキーワードとして処理されている、という事実だ。1995年や2011年の忌まわしい記憶が、ユーザーの検索行動に影響を与えた結果なのだろうか?
「自民が災害前に政権をわざと投げ出している」と言える根拠はまったくない一方で、少なくない数の人々が、深層心理にそのような疑念を抱いていることは事実のようなのだ。(次ページに続く)
「2025年7月5日予言」とは別軸で進行している「本当の危機」とは?
もっとも、きたる夏の参院選で自民党が惨敗したとしても、それですぐさま「政権交代」が起こるわけではない。参院選後の政局や連立のゆくえが注目されるとはいえ、結局は衆院解散・総選挙のステップが踏まれることになる。
つまり、『私が見た未来 完全版』が大災厄を予言している「2025年7月5日」前後に、自民党が政権を投げ出す、というのはタイムライン的にそもそも間に合わないのではないだろうか?
これに関して、先のスピリチュアル専門ライターが説明する。
「例の7月5日の予言は外れる、“その日には”何も起こらない――と個人的には考えています。YouTubeなどで非常に注目度の高いネタなので、シゴトとして扱わざるを得ないだけで、実際は信じていないという関係者がスピ業界には非常に多いんですよ。
それよりも今、注目すべきは、『私が見た未来 完全版』とは別軸でリアルタイムに進行しているもう1つの重大危機でしょう。その危機が、2025年後半から来年にかけて顕在化していくのだと想定すれば、『自民が災害前に政権をわざと投げ出している』説とも整合性が取れるんです。7月5日の予言ばかりに気を取られて、そちらの兆候を見逃してしまわないようにしたいですね」(スピリチュアルライター)
『私が見た未来 完全版』とは別の“重大危機”とは、具体的に何を指すのだろうか?
「2025年7月5日の予言が有名になりすぎたせいで、多くの人がすっかり忘れてしまっているのですが、実はいまのコメ不足は、“2025年前後にやってくる食糧危機”として、かなり以前から予言されていたものなんです。この予言を信じ、コツコツと食糧備蓄を行っていた人もいるくらいですから、予言的中の証人は無数に存在します。
どれだけ有名だとしても、“当たるかどうかわからない”2025年7月5日の予言よりも、“実際すでに一部が的中し、今まさに成就しつつある”食糧危機予言の今後に注目すべきではないでしょうか?」(前出のスピリチュアルライター)
言われてみれば弊サイトでも、食糧備蓄を生きがいとする「プレッパー」と呼ばれる人々の生態や、2025年前後に訪れる食糧危機、さらに「グレートリセット」に関する不思議な予言を何度か紹介してきた。
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あらためて見直してみると、これらの予言は、部分的にはすでに的中している、と言えなくもない。
だから自民党は、わざと負けたがっているのだろうか?だから議員たちは、計画的に失言を繰り返しているのだろうか?あなたはどう感じるだろうか――。
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image by: 農林水産省, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons, 『私が見た未来 完全版』