まるでオレオレ詐欺。「コレステロールが体に悪い」はウソだった

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ここに来て突如コレステロールの扱いが「悪」から「必須」に変わるなど、これまで常識とされてきた「健康神話」が次々と覆されています。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。中部大学教授の武田邦彦さんがメルマガでその背景を解説しています。

次々と露わになる「健康神話」への疑惑

【健康神話事件1】2015年4月、司会者のみのもんたさんがテレビで2リットルの水を飲む健康法を推薦したところ、それで病気になったと訴訟を起こされている。賠償額は6,700万円という。

【健康神話事件2】2015年5月、日本動脈硬化学会は「コレステロールの量は食事では変わらない」として食事療法を全面的に見直すことになり、厚労省も追従した。

【健康神話事件3】2014年8月、日本ドック学会が「健康な人の血圧は147」と調査結果を発表。これまで130以上は高血圧病としていた日本高血圧学会と対立した。

【健康神話事件4】数年前から、日本油脂栄養学会がサラダ油などの植物油がさまざまな病気を引き起こすとして、植物油の摂取を抑制し、動物油の量を増やすように言っている。

……次々と起こる「健康神話」に対する疑問は、何を意味するのだろうか? ことは重大で、判断を誤ると自分の健康を損ない、病気になる可能性もあるのだから、ここは慎重に整理をして考えなければならない。

ここ30年ぐらい「健康志向」ということで、テレビでは「……をすると健康になる」というオンパレードだったし、「ヘルシー食」が蔓延し、脂身の少ない食事や薄味のレシピは、無条件に健康に良いと思われてきた。それは本当なのだろうか? 今までの健康方法を全否定したら、そちらの方が問題ということにならないだろうか?

5回ぐらいのシリーズで「食と健康」をジックリと考えてみたいと思う。その第1回は、今年の5月に大騒動になったけれど、テレビや新聞はこれまでと180度違った報道になることもあって、まだあまり触れていないコレステロールから始めたい。

>>次ページ なぜコレステロールの扱いが突如変わったのか?

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