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日経VI:大幅に上昇、欧州での渡航制限など受けて先行き不透明感拡がり20pt台超える

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は22日、前日比+2.84pt(上昇率14.63%)の22.24ptと大幅に上昇した。なお、高値は22.72pt、安値は20.43pt。英国などで新型コロナウイルスの変異種の感染が拡大しており、欧州では多くの国・地域が英国からの渡航禁止を決めたと伝わった。経済活動の制限が強まり景気回復が遅れるとの懸念から前日の欧州株が急落するなか、本日の東京市場でもリスク資産である株式がほぼ全面安となる形で大きく売られた。こうした先行き不透明感から日経VIは急騰し、12月7日以来となる終値での20pt超えとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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