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日経平均は144円高でスタート、キーエンスやエムスリーなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26580.43;+144.04
TOPIX;1769.15;+8.03

[寄り付き概況]

 23日の日経平均は144.04円高の26580.43円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は200.94ドル安の30015.51ドル、ナスダックは65.40ポイント高の12807.92ポイントで取引を終了した。議会が追加経済対策を可決し法案成立が確実になったことは好感されたが、12月の消費者信頼感指数が予想外に大幅悪化したほか、11月中古住宅販売件数も前月から減少し景気回復に懸念が広がり寄り付き後、下落した。疾病管理予防センター(CDC)は新型コロナウイルス変異種がすでに国内にも存在する可能性を指摘し、懸念がくすぶり引けにかけては下げ幅を拡大。ハイテク株は堅調で、ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国市場でダウ平均は下落したがナスダックが最高値を更新し、東京市場の株価支援要因となった。また、日経平均が昨日までの3日続落で370円下げた後ということもあり押し目買いが入りやすかったことに加え、外為市場で1ドル=103円50銭台と昨日15時頃に比べ10-20銭ほど円安・ドル高方向に振れたことなども安心感となった。一方、内外で新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず足元景気への悪影響が懸念されたことに加え、これを受けた原油先物相場が下落したことなどが東京株式市場の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、交換できるくん、ENECHANGEがマザーズに上場した。

 セクター別では、精密機器、サービス業、空運業、陸運業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位、銀行業、非鉄金属、不動産業、ゴム製品、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、キーエンス、OLC、エムスリー、ゴールドウイン、東エレク、レーザーテック、ファナック、ダイキン、東京海上、第一三共、花王、SUMCOなどが上昇。他方、任天堂、みずほ、村田製、日立、ホンダ、スズキ、オリックス、SBI、三菱商事、武田薬などが下落している。

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