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日経平均は107円安でスタート、ソフトバンクGやトヨタなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27151.38;-107.00
TOPIX;1788.63;-5.96

[寄り付き概況]

 5日の日経平均は107.00円安の27151.38円と3日続落して取引を開始した。前日4日の米国株式相場は反落。ダウ平均は382.59ドル安の30223.89ドル、ナスダックは189.83ポイント安の12698.45ポイントで取引を終了した。年明けワクチン普及や各国の製造業PMIの改善で世界経済回復期待から寄り付き後上昇し、ダウは日中取引で史上最高値を更新した。その後、新型コロナウイルス変異種感染拡大抑制のため英国が3回目の全土ロックダウン入りを発表、さらに、ジョージア州の上院決選投票を控えた警戒感に利益確定売りが加速し大きく下落に転じた。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。新型コロナ感染拡大を受け、政府が7日にも1都3県を対象に緊急事態宣言を発令する見通しとなり、また、1都3県は住民に対し8日から午後8時以降の不要不急の外出自粛を求めることで合意したと伝わり、足元経済への悪影響が改めて意識され、株価の重しとなった。一方、景気の落ち込みに対しては金融財政政策が下支え要因となるとの見方に加え、ワクチン普及による経済活動正常化への期待も継続しており、株価支援要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、パルプ・紙、空運業、ガラス土石製品、その他製品、情報・通信業などが値下がり率上位、証券商品先物、不動産業が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、トヨタ、日産自、任天堂、OLC、JAL、JR東、レノバ、ブイキューブ、三菱商事、JTなどが下落。他方、東エレク、レーザーテック、アドバンテスト、富士フイルム、パナソニック、野村、安川電、SUMCO、キヤノン、コマツなどが上昇している。

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