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日経平均は230円高でスタート、ソフトバンクGやファーストリテなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27720.14;+230.01
TOPIX;1832.68;+6.38

[寄り付き概況]

 8日の日経平均は230.01円高の27720.14円と続伸して取引を開始した。前日7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は211.73ドル高の31041.13ドル、ナスダックは326.69ポイント高の13067.48ポイントで取引を終了した。議会がバイデン氏の大統領選勝利を確定し政局不安が後退したため寄り付きから上昇。12月ISM非製造業景況指数が予想外に11月から改善すると回復への期待も広がり上げ幅を拡大し、ダウ平均、ナスダック総合指数とも史上最高値を更新し引けた。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でも米国の政局不安後退や先行き景気への期待感が高くなり東京市場の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=103円80銭台と昨日15時頃に比べ60-70銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となった。一方、昨日、国内の新型コロナ新規感染者数が7570人と3日連続で過去最多を更新し、1都3県に緊急事態宣言が発令されたことなどを受け、感染拡大による経済低迷への懸念が一段と強くなったことが株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比1.1%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.5%減だった。

 セクター別では、パルプ・紙、鉱業、ゴム製品、非鉄金属、証券商品先物などが値上がり率上位、電気・ガス業、不動産業、精密機器、陸運業、その他製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、ダイキン、エムスリー、オリックス、信越化、TDK、村田製、富士フイルム、日本電産、オムロン、アステラス薬、バンナムHD、7&iHDなどが上昇。他方、任天堂、ソニー、オリンパス、HOYA、日産自、ホンダ、日立、OLCなどが下落している。

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