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日経平均は165円高でスタート、東エレクやレーザーテックなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28798.74;+165.28
TOPIX;1860.67;+4.83

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は165.28円高の28798.74円と続伸して取引を開始した。前日19日の米国株式相場は反発。ダウ平均は116.26ドル高の30930.52ドル、ナスダックは198.68ポイント高の13197.18ポイントで取引を終了した。次期財務長官に指名されたイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長は上院指名承認公聴会において、大規模な追加経済対策の必要性を訴えたほか、増税の実施をパンデミック終息後まで先送りする計画を明らかにしたことで安心感が広がり寄り付き後上昇した。ワクチンの普及ペース加速期待も手伝い、終日堅調に推移した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。引き続き金融財政政策による株価下支え効果やワクチン普及による経済活動本格再開への期待感が株価支援要因となった。一方、新型コロナ感染拡大に加え、米大統領就任式を控え米国社会の混乱などが警戒され、株価の重しとなったことに加え、イエレン氏の発言内容は昨日の東京市場で株価には概ね織り込み済みとの見方もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。

 セクター別では、鉱業、繊維製品、石油石炭製品、非鉄金属、ガラス土石製品などが値上がり率上位、空運業、電気・ガス業、その他金融業、証券商品先物、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、東エレク、レーザーテック、アドバンテスト、村田製、TDK、ルネサス、ファナック、アンリツ、アステラス薬、東電力HD、リクルートHDなどが上昇。他方、キーエンス、トヨタ、デンソー、ZHD、日立、資生堂、ダイキン、東京海上、キリンHD、ブリヂストンなどが下落している。

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