25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり143銘柄、値下がり79銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反発。135.98円高の28767.43円(出来高概算5億3861万株)で前場の取引を終えている。前週末22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は179.03ドル安の30996.98ドル、ナスダックは12.15ポイント高の13543.06ポイントで取引を終了した。IBMやインテルの四半期決算が嫌気されたほか、追加経済対策への期待が後退し、寄り付き後、下落した。ワクチン普及の遅れなども売り材料となり終日軟調推移となった。一方、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了した。今日の東京株式市場は買いが先行した。今週から発表が本格化する20年4-12月期決算への期待感が株価支援要因となったことに加え、外為市場で1ドル=103円80銭前後と先週末22日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となった。一方、先週末の米国市場で米経済対策の早期成立が疑問視されたことなどが株価の重しとなり、寄り後、日経平均は一時下げに転じる場面があった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はエムスリーとなり、2銘柄で日経平均を約74円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはニコンで5.90%高、同2位は旭化成で5.11%高だった。ニコンと旭化成はいずれも証券会社による投資判断の格上げが観測されているようだ。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はソニーとなり、2銘柄で日経平均を約31円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはシャープで4.08%安、同2位は神戸製鋼所で2.97%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 28767.43(+135.98)
値上がり銘柄数 143(寄与度+223.09)
値下がり銘柄数 79(寄与度-87.11)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 93100 1280 +46.09
エムスリー 10475 325 +28.09
信越化 19705 385 +13.86
エーザイ 7873 240 +8.64
アステラス薬 1723 38 +6.84
バンナムHD 9462 188 +6.77
東エレク 43680 170 +6.12
日産化学 6100 170 +6.12
京セラ 6938 74 +5.33
協和キリン 2916 138 +4.97
武田 3719 132 +4.75
第一三共 3624 44 +4.75
ダイキン 23245 110 +3.96
テルモ 4179 22 +3.17
大塚HD 4498 85 +3.06
KDDI 3258 14 +3.02
アルプスアル 1525 71 +2.56
中外薬 5640 21 +2.27
アドバンテ 9150 30 +2.16
安川電 5770 60 +2.16
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 8703 -97 -20.96
ソニー 10210 -270 -9.72
オムロン 9410 -150 -5.40
ファナック 26950 -120 -4.32
ネクソン 3220 -45 -3.24
シャープ 2068 -88 -3.17
オリンパス 2079 -21.5 -3.10
太陽誘電 5990 -80 -2.88
豊通商 4275 -75 -2.70
トレンド 5660 -70 -2.52
ホンダ 2822 -29.5 -2.12
資生堂 7020 -55 -1.98
クボタ 2382.5 -54.5 -1.96
デンソー 5977 -53 -1.91
コマツ 2934 -52.5 -1.89
コムシスHD 3120 -50 -1.80
富士フイルム 6240 -47 -1.69
カシオ 1770 -42 -1.51
日東電 9330 -40 -1.44
花王 7657 -28 -1.01