25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり132銘柄、値下がり84銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は反発。22日の米国市場でNYダウは続落し、179ドル安となった。IBMやインテルの決算が嫌気されたほか、バイデン政権が提示した追加経済対策を巡り共和党の反対意見が強まっているとも伝わった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら4日続伸し、連日で過去最高値を更新。週明けの東京市場でも決算期待の高い値がさ株などに買いが入り、日経平均は67円高からスタートした。朝方にマイナスへ転じる場面もあったが、香港株の上昇などが支援材料となってこの日の高値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比190.84円高の28822.29円となった。終値としては昨年来高値を更新し、およそ30年半ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は10億1645万株、売買代金は2兆1050億円だった。業種別では、医薬品、繊維製品、サービス業が上昇率上位だった。一方、海運業、建設業、金属製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はエムスリーとなり、2銘柄で日経平均を約114円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはアルプスアルで6.12%高、同2位は住友化学で5.71%高だった。住友化学については、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も380円から850円にまで引き上げたことが材料視された。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はソニーとなり、2銘柄で日経平均を約36円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはシャープで3.85%安、同2位は神戸製鋼所で3.34%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 28822.29(+190.84)
値上がり銘柄数 132(寄与度+288.21)
値下がり銘柄数 84(寄与度-97.37)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 94000 2180 +78.50
エムスリー 10565 415 +35.87
東エレク 43970 460 +16.57
信越化 19635 315 +11.34
バンナムHD 9544 270 +9.72
エーザイ 7850 217 +7.81
ダイキン 23330 195 +7.02
日産化学 6120 190 +6.84
京セラ 6952 88 +6.34
アステラス薬 1720 35 +6.30
テルモ 4193 36 +5.19
協和キリン 2918 140 +5.04
武田 3714 127 +4.57
安川電 5820 110 +3.96
アドバンテ 9170 50 +3.60
KDDI 3260 16 +3.46
塩野義 5751 93 +3.35
中外薬 5649 30 +3.24
ヤマハ 6070 90 +3.24
アルプスアル 1543 89 +3.21
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 8664 -136 -29.39
ソニー 10300 -180 -6.48
オリンパス 2056.5 -44 -6.34
オムロン 9410 -150 -5.40
ファナック 26960 -110 -3.96
シャープ 2073 -83 -2.99
日東電 9290 -80 -2.88
クボタ 2360 -77 -2.77
豊通商 4280 -70 -2.52
トレンド 5660 -70 -2.52
資生堂 7009 -66 -2.38
コムシスHD 3115 -55 -1.98
ホンダ 2824.5 -27 -1.94
コマツ 2935 -51.5 -1.85
アサヒ 4294 -47 -1.69
カシオ 1769 -43 -1.55
デンソー 5993 -37 -1.33
日揮HD 1184 -31 -1.12
太陽誘電 6040 -30 -1.08
富士フイルム 6257 -30 -1.08