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日経平均は125円安でスタート、ファーストリテやトヨタなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28696.30;-125.99
TOPIX;1853.64;-8.36

[寄り付き概況]

 26日の日経平均は125.99円安の28696.30円と反落して取引を開始した。前日25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は36.98ドル安の30960.00ドル、ナスダックは92.93ポイント高の13635.99ポイントで取引を終了した。バイデン大統領が提示した1.9兆ドルの追加経済対策の行方に不透明感がくすぶったほか、ワクチンの普及の遅れや欧米での入国規制強化で世界経済の見通しが悪化し寄り付きから下落した。ダウは一時大きく下げるが引けにかけては下げ幅を縮小。一方、ハイテクは堅調で、ナスダックは史上最高値を更新した。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は、売りが先行した。新型コロナ変異種の感染が欧州などで拡大し、米国が欧州やブラジルなど海外からの入国制限を継続・強化するなど、足元景気への悪影響が懸念されたことに加え、米メルクが2つの新型コロナワクチンの開発を中止すると発表し、ワクチン普及への期待感がやや後退したことなどが株価の重しとなった。一方、今週から主要企業の20年4-12月期決算発表が本格化しており、引き続き好決算への期待感が株価支援要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、ゴム製品、海運業、輸送用機器、非鉄金属、機械などが値下がり率上位、医薬品、電気機器、ガラス土石製品、水産・農林業、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、トヨタ、NTT、キーエンス、エムスリー、SMC、富士通、リクルートHD、オリンパス、ダイキン、JR東、レノバなどが下落。他方、日本電産、東エレク、レーザーテック、任天堂、武田薬、小野薬、村田製、シャープ、キヤノン、ファナック、三菱商事などが上昇している。

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