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日経平均は465円安でスタート、ソフトバンクGやトヨタなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28169.27;-465.94
TOPIX;1829.27;-30.80

[寄り付き概況]

 28日の日経平均は465.94円安の28169.27円と反落して取引を開始した。前日27日の米国株式相場は続落。ダウ平均は633.87ドル安の30303.17ドル、ナスダックは355.47ポイント安の13270.60ポイントで取引を終了した。低調な企業決算を嫌気し寄り付き後下落した。短期の投機取引が加速し変動率が上昇すると金融状況への警戒感が広がり売りが加速。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で大規模な金融緩和据え置きを決定、パウエル議長が当面緩和策を解消する意向がないことを再確認し、金融状況は健全と確認したが下げ止まらず、引けにかけて下げ幅を拡大した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。低調な米企業の決算などを受け、昨日の米国株が大幅安となったことなどが株価の重しとなった。一方、引き続き、発表が本格化している20年4-12月期決算を手掛かりとした買いが株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=104円20銭前後と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れていることや、FOMCで政策の現状維持を決めたことも安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は17-23日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は2092億円だった。

 セクター別では、証券商品先物、不動産業、保険業、輸送用機器、非鉄金属などが値下がり率上位、空運業が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、トヨタ、ソニー、NTT、三菱UFJ、日本電産、村田製、積水ハウス、武田薬、三菱商事、東京海上などが下落。他方、ファナック、チェンジ、JAL、ANA、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスなどが上昇している。

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