16日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり153銘柄、値下がり67銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。480.04円高の30564.19円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。
15日の米株式市場はプレジデントデーの祝日で休場だった。ただ、欧州市場では主要株価指数が揃って上昇。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで145円高からスタートした。企業業績の改善に加え、新型コロナウイルスワクチンの普及や米経済対策の早期成立に対する期待から先高観がなお強く、日経平均は寄り付き後も上げ幅を拡大。この日の高値圏で前場を折り返した。
個別では、三井住友やエムスリーが4%超、三菱UFJが5%の上昇。エムスリーは一部証券会社の目標株価引き上げが観測されている。投資判断引き上げ観測のスクリンは5%超の上昇。決算発表銘柄ではユニチャームなどが大きく買われている。その他、売買代金上位は任天堂、ソフトバンクG、ソニー、ファーストリテ、東エレクなど全般堅調。また、セレスなどがストップ高を付け、東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、トヨタ自や日産自が軟調で、キーエンスは小安い。電通グループは決算を受けて4%超の下落。また、WSCOPEなどが東証1部下落率上位に顔を出している。
セクターでは、銀行業、鉱業、海運業などが上昇率上位。半面、金属製品、水産・農林業、輸送用機器などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は52%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約142円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、東京エレクトロン、エムスリー、アドバンテストなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは電通グループとなり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位はトヨタとなり、セイコーエプソン、第一三共、クボタなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 30564.19(+480.04)
値上がり銘柄数 153(寄与度+519.27)
値下がり銘柄数 67(寄与度-39.23)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 103400 3940 +141.88
ソフトバンクG 10340 335 +72.38
東エレク 44580 1020 +36.73
エムスリー 9414 411 +35.52
アドバンテ 9500 200 +14.40
ソニー 12350 380 +13.68
リクルートHD 5262 120 +12.96
バンナムHD 9386 329 +11.85
キッコーマン 7680 320 +11.52
ダイキン 23720 315 +11.34
中外薬 5244 96 +10.37
信越化 18955 215 +7.74
ネクソン 3540 85 +6.12
コナミHD 7480 170 +6.12
京セラ 7159 82 +5.91
アステラス薬 1816 31.5 +5.67
KDDI 3390 25 +5.40
太陽誘電 5760 130 +4.68
7&iHD 4346 121 +4.36
アサヒ 4704 120 +4.32
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通G 3640 -160 -5.76
トヨタ 8386 -70 -2.52
エプソン 1797 -33 -2.38
第一三共 3347 -21 -2.27
クボタ 2523 -61 -2.20
日東電 9960 -60 -2.16
東海カ 1486 -53 -1.91
TOTO 7150 -80 -1.44
コマツ 3227 -35 -1.26
アルプスアル 1482 -29 -1.04
日製鋼 3135 -145 -1.04
京成 3895 -55 -0.99
日揮HD 1340 -26 -0.94
ミネベアミツミ 2701 -25 -0.90
ジェイテクト 1176 -22 -0.79
クラレ 1212 -22 -0.79
デンソー 6913 -21 -0.76
SUBARU 2107 -19 -0.68
旭化成 1166.5 -17 -0.61
楽天 1094 -16 -0.58