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日経平均は265円安でスタート、ソフトバンクGや任天堂などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29970.59;-265.50
TOPIX;1927.45;-14.46

[寄り付き概況]

 19日の日経平均は265.50円安の29970.59円と3日続落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は119.68ドル安の31493.34ドル、ナスダックは100.14ポイント安の13865.36で取引を終了した。週次新規失業保険申請者数が予想を上回り、労働市場の回復の鈍さが嫌気され、寄り付き後、下落した。長期金利が高水準で推移していることも相場の重しとなっており、ハイテク株など割高感が意識されやすい銘柄を中心に売られた。終日軟調に推移するも、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及への期待は根強く、下値は限定的となった。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行。日経平均は昨日まで2日続落したが、25日移動平均線からなお4%超、上方に乖離していることなどから、もうしばらく日柄調整が必要との指摘があり、また、外為市場で1ドル=105円60銭台と昨日15時頃に比べ20銭ほど円高・ドル安方向に振れていることなども株価の重しとなった。一方、新型コロナワクチンの接種が始まり、引き続き経済活動の本格的な再開が期待され、株価下支え要因となった。また、日経平均がここ2日間の調整局面でも比較的底堅い株価推移だったとの見方などが安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.6%下落した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は0.7%下落だった。今日はWACULがマザーズに上場した。

 セクター別では、鉱業、空運業、医薬品、証券商品先物、ゴム製品などが値下がり率上位、海運業、パルプ・紙、銀行業、鉄鋼、水産・農林業が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、任天堂、ソニー、キーエンス、日本電産、ファナック、武田薬、信越化、ホンダ、NTT、エムスリーなどが下落。他方、東エレク、アドバンテスト、日立、日産自、SUBARU、テルモ、三菱UFJ、トヨタ紡織、ウエルシアHDなどが上昇している。

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