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米国株見通し:底堅い値動きか、FRBの緩和継続に期待感

(14時50分現在)
S&P500先物      3,890.38(-12.62)
ナスダック100先物  13,512.75(-63.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は40ドル安。欧州株安も波及するとみられ、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

19日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pは続落、ダウはナスダックとともにプラスに転じたが、31494ドルと小幅高にとどまった。バイデン政権による大規模な追加経済対策に対し、早期実施への期待が高まった。また、新型コロナウイルスのワクチン供給への観測で経済の正常化を先取りした買いが入りやすい地合いとなり、景気敏感株などが幅広い買いを集めた。半面、長期金利の上昇を受けハイテク株などに売りが強まり、指数を下押しした。

本日は売り先行も、下げは限定的となりそうだ。長期金利が上昇基調を維持しており、株価収益率(PER)の高いハイテク株などが売られればナスダックへの下押し圧力が続く見通し。ただ、バイデン政権の追加対策やワクチン普及への期待は、引き続き売りを抑制しそうだ。一方、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は23-24日に行われる議会証言で、先行きの回復に慎重姿勢を継続するとみられ、長期的な金融緩和への思惑が買いを後押ししよう。

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