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米国株見通し:下げ渋りか、FRBのハト派継続で買戻し

(14時50分現在)
S&P500先物      3,797.12(-19.63)
ナスダック100先物  12,583.75(-98.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は引き続き軟調、NYダウ先物は120ドル安。アジアや欧州の株安も波及し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

3日の取引で主要3指数は続落。ダウの終値は31270ドルと121ドル安にとどまったが、ナスダックは2.7%も売り込まれた。序盤は新型コロナウイルスのワクチン供給に対する期待から、早期正常化を先取りして景気敏感株への買いが先行。ただ、この日発表されたADP雇用統計とISM非製造業景況指数の悪化が嫌気され、買いは徐々に弱まった。また、長期金利の上昇に伴いハイテク関連の売りが優勢となり、全般的に売りに押された。

本日は下げ渋りか。長期金利は高水準を維持し、引き続きハイテク株は売り先行となろう。また、今晩の新規失業保険申請件数は前回から増加が予想され、前日に続き雇用統計の悪化に思惑が広がりやすい。半面、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演で緩和政策維持の姿勢が織り込まれ、金利高が抑制されればハイテク株への売りは縮小しそうだ。また、原油相場が堅調地合いを強めており、エネルギー関連の押し上げる可能性もあろう。

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