マネーボイス メニュー

米国株見通し:小反発か、雇用統計の改善を好感も

(14時50分現在)
S&P500先物      3,767.38(+1.88)
ナスダック100先物  12,456.50(+1.50)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)も続伸し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

4日の取引で主要3指数は3日続落。ダウは下げ幅を縮小したものの、300ドル超安で31000ドルを割り込み、ナスダックは前日に続き2%超売り込まれた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、足元の金利高について特にけん制しなかったため、10年債利回りは一時1.55%台に浮上するなど騰勢を強めた。それを受け、ハイテク株が下げを主導する展開に。ただ、原油高でエネルギー関連が買われ、ダウの一段の下げを抑制している。

本日は買戻し先行か。大幅続落に伴う自律反発が期待され、雇用統計にらみの展開に。今週発表された雇用関連指標は予想よりも悪化が示され、今晩も失業率と平均時給はほぼ前回並みの内容が予想される。ただ、非農業部門雇用者数は前月比+20.0万人と前月の+4.9万人から大幅な改善が見込まれ、想定に沿った内容なら買い材料となろう。原油高により、エネルギー関連への買いも継続の見通し。ただし、週末に向け調整の売りも出やすく、上昇は小幅にとどまりそうだ。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。