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NY為替:米長期金利伸び悩みでドル買い縮小

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円78銭から108円34銭まで下落し、108円39銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している2月消費者物価指数(CPI)コアは、予想外に低下したためインフレ進行への警戒感は後退し、長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。ただ、10年債入札の低調な結果や米議会下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策案を可決し、法案が成立する見込みとなったことや米国株高を意識して、ドル売りは一段落した。

ユーロ・ドルは1.1882ドルから1.1930ドルまで上昇し、1.1929ドルで引けた。ユーロ・円は129円04銭まで下落後、129円31銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3872ドルから1.3938ドルまで上昇した。景気回復への期待持続でポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9281フランまで下落後、0.9323フランまで上昇した。

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