5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり183銘柄、値下がり38銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は3日続伸。2日の米国市場は聖金曜日の祝日で休場だった。ただ、2日発表された3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比91.6万人増加と、市場予想(66万人程度の増加)を大きく上回った。米経済活動の再開が広がっていることが好感され、週明けの日経平均は節目の3万円台を回復し、230円高からスタート。朝方に一時30195.00円(前週末比341.00円高)まで上昇すると、その後は海外投資家の取引参加が少ないこともあって30100円近辺での堅調もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比235.25円高の30089.25円となった。終値で3万円台に乗せるのは3月18日以来。東証1部の売買高は9億7236万株、売買代金は2兆0953億円だった。業種別では、海運業、証券、銀行業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、精密機器、サービス業、機械の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約121円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは商船三井で5.71%高、同2位は日本郵船で5.66%高だった。商船三井は、通期経常損益見通しの上方修正を発表。従来予想は950億円としていたが、今回は約1200億円になる見通しとしている。上振れ自体は想定線とみられるものの、本日は同社の他、大手海運株が総じて買い優勢となっていた流れもあり、ポジティブな反応を見せたもよう。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHD、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約18円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはスズキで2.87%安、同2位はリクルートHDで1.59%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 30089.25(+235.25)
値上がり銘柄数 183(寄与度+295.29)
値下がり銘柄数 38(寄与度-60.04)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 92600 2130 +76.70
ソフトバンクG 9993 206 +44.51
アドバンテ 10700 200 +14.40
KDDI 3521 60 +12.96
京セラ 7278 152 +10.95
東エレク 50630 180 +6.48
第一三共 3161 49 +5.29
ネクソン 3710 70 +5.04
デンソー 7373 132 +4.75
ソニー 12330 130 +4.68
ヤマハ 6350 130 +4.68
コナミHD 6860 120 +4.32
豊通商 4740 120 +4.32
三井物 2328 103.5 +3.73
三菱商 3130 92 +3.31
ホンダ 3319 46 +3.31
エプソン 1766 39 +2.81
伊藤忠 3578 71 +2.56
資生堂 7697 63 +2.27
塩野義 5961 61 +2.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 5334 -86 -9.29
ダイキン 22705 -240 -8.64
TDK 16150 -170 -6.12
ファナック 27880 -165 -5.94
エムスリー 8014 -64 -5.53
スズキ 5041 -149 -5.37
キッコーマン 6670 -100 -3.60
太陽誘電 5510 -60 -2.16
日産化学 6240 -50 -1.80
コムシスHD 3395 -50 -1.80
NTTデータ 1694 -8 -1.44
テルモ 3954 -9 -1.30
安川電 5770 -30 -1.08
クボタ 2501 -23.5 -0.85
武田 4024 -17 -0.61
大塚HD 4666 -15 -0.54
ヤマハ発 2738 -13 -0.47
富士フイルム 6689 -12 -0.43
パナソニック 1424 -11.5 -0.41
住友不 3814 -11 -0.40