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日経平均は反発、3万円乗せ後に失速、ファストリ3%超安

日経平均は反発。8日の米国市場でNYダウは続伸し、57ドル高となった。長期金利の低下を受けてハイテク株を中心に買いが入った。また、東京市場ではオプション4月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買が買い越しだったこともあり、本日の日経平均は156円高からスタートすると、朝方には一時30064.35円(前日比355.37円高)まで上昇。ただ、利益確定売りが根強く出たうえ、前日に決算発表したファーストリテが朝高後売りに押される展開となったことで、その後の日経平均は上げ幅を縮める展開となった。

大引けの日経平均は前日比59.08円高の29768.06円となった。なお、SQ値は29909.73円。東証1部の売買高は11億2338万株、売買代金は2兆7555億円だった。業種別では、精密機器、海運業、その他金融業が上昇率上位だった。一方、鉱業、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は36%となった。

個別では、レーザーテックやソニーGが2%超の上昇。ソニーGは米ネットフリックスと映画の独占配信契約を締結したと発表している。信越化やエムスリーといった値がさ株も堅調で、任天堂は小幅に上昇した。決算発表銘柄ではC&R社、SHIFT、USENNEX、コジマが良好な内容を受けて急伸し、インテリックスは買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、前述のファーストリテは3%超の下落となり、1銘柄で日経平均を約111円押し下げた。好決算ながらサプライズなしと受け止められたようだ。7&iHDやローソンも決算を受けて軟調。英ファンドの買収提案で注目される東芝は5%超下落した。その他ではソフトバンクGや東エレクが小安く、北興化などが東証1部下落率上位に顔を出した。

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