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米国株見通し:失速か、対中関係や追加対策を不安視

(14時50分現在)

S&P500先物      4,170.38(-5.87)
ナスダック100先物  14,045.00(+15.50)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は90ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。

16日の取引で主要3指数は続伸。S&Pとナスダックは続伸、3日連続プラスのダウは164ドル高の34200ドルと、S&Pとともに連日の最高値更新を記録した。新型コロナウイルス向けワクチン接種の進ちょくが好感され、先行きの正常化を期待した買いが先行。金利安も支援要因に。また、この日発表された住宅関連指標が強い内容となり、関連株を押し上げた。ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回ったものの、前回からの改善で強気相場を後押しした。

本日は失速か。前週の調整で、売り先行の見通し。日米首脳会談の共同声明を受け台湾問題などで対中関係の悪化が懸念され、買いを抑制する要因となりそうだ。また、バイデン政権が打ち出した大型のインフラ投資を柱とする追加対策について、共和党上院が規模の縮小を求めており嫌気される材料に。本日決算発表のコカ・コーラやアイ・ビー・エムなどに動意が見込まれるものの、ハイテク関連の注目企業は来週に予定され、業績主体の相場にはなりにくい。

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