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日経平均は小幅に3日続伸、方向感乏しく一進一退

日経平均は小幅に3日続伸。16日の米国市場でNYダウは3日続伸し、164ドル高となった。新型コロナウイルスワクチンの普及や予想を上回る経済指標が好感され、連日で過去最高値を更新。一方、東京市場では日米両首脳の声明を受けた中国との関係悪化、それに国内での新型コロナ感染拡大への懸念も根強く、週明けの日経平均は4円高からスタートすると方向感に乏しい展開となった。朝方に一時29530.84円(前週末比152.53円安)まで下落すると、後場には一転29808.01円(同124.64円高)まで上昇する場面があった

大引けの日経平均は前週末比2.00円高の29685.37円となった。東証1部の売買高は9億1823万株、売買代金は2兆0601億円だった。業種別では、海運業、金属製品、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は50%となった。

個別では、東エレクが堅調だったほか、レーザーテックやルネサスが4%超、SUMCOが5%超の上昇。SUMCOが新工場建設を検討していると報じられ、世界的な半導体不足が意識されたようだ。ルネサスは那珂工場が生産再開したと伝わっている。また、13日上場の紀文食品が連日の大幅高で東証1部上昇率トップとなり、前期業績の修正や増配が好感されたイワキポンプはストップ高を付けた。一方、ソフトバンクG、任天堂、ファーストリテ、ソニーGはさえない。英ファンドの買収提案を当面保留すると伝わった東芝は4%超下落し、前週末に一部報道を受けて賑わったスクエニHDも会社側の否定コメントを受けて売りが先行。また、前期業績を下方修正したIRJ−HDなどが東証1部下落率上位に顔を出した。

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