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日経平均は大幅反発、ダウ最高値で買い安心感、一時600円超高

日経平均は大幅反発。5日の米国市場でNYダウは2週間半ぶりに過去最高値を更新した。インフレ加速や利上げへの警戒感が後退するとともに、予想を上回る企業決算や商品価格の上昇を受けて景気敏感株を中心に買いが入った。連休明けの東京市場ではこうした米株高が買い安心感につながり、日経平均は211円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を拡大。前引けにかけて一時29430.22円(前営業日比617.59円高)まで上昇したが、後場に入ると利益確定の売りも出て高値もみ合いの展開となった。

大引けの日経平均は前営業日比518.74円高の29331.37円となった。東証1部の売買高は15億2611万株、売買代金は3兆3807億円と3月29日以来の高水準だった。業種別では、鉄鋼、パルプ・紙、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。その他製品のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は22%となった。

個別では、日経平均への寄与が大きいファーストリテやファナック、それに三菱UFJや三井住友といったメガバンク株の上げが目立った。売買代金トップのソフトバンクGも堅調。東エレクは決算を受けて売りが先行したものの、プラス圏に浮上した。三井物産が大幅続伸し、業績観測が報じられた日本製鉄も急伸してともに年初来高値を更新。また、日華化などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソニーGが続落し、任天堂も軟調。決算発表のレーザーテックは下げ渋るも、結局マイナスで取引を終えた。住友林は好決算ながら木材価格の上昇を警戒した売りが出たようだ。また、MROやカドカワが急落し、GameWithなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。

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