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米国株見通し:下げ渋りか、製造業の失速で金利安継続

(14時50分現在)

S&P500先物      4,163.62(-5.38)
ナスダック100先物  13,374.62(-12.38)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)は上げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

14日の取引で主要3指数は大幅続伸。ダウは前日よりも上げ幅をやや縮小したものの、360ドル高となり、34382ドルで取引を終えた。この日発表された小売売上高は予想を下回り、景気過熱への懸念後退により長期金利が低下。それを受けハイテク株などへの買戻しが強まり、相場をけん引している。また、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和長期化への思惑が買いを後押し。前週は調整売りが強まっていたことから、買いが優勢となった。

本日は下げ渋りか。今晩発表のNY連銀製造業景気指数はフィラデルフィア連銀製造業景気指数やISM製造業景況指数の先行指標とみられ、予想通り低調なら製造業の失速を嫌気した売りが先行。住宅関連指標もこのところ伸び悩んでおり、関連銘柄は買いづらいだろう。一方、本日の中国経済指標は強い内容となったが、予想を下回り買い抑制の要因に。半面、FRBの緩和長期化で金利安が進めば割安感の残る銘柄に買いが入り、指数を下支えしそうだ。

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