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霞ヶ関キャピタル Research Memo(7):2020年8月期は前期同額の配当を維持、株主優待も継続

■株主還元策

霞ヶ関キャピタルは、株主還元策として2019年8月期より配当を実施している。2020年8月期は減益となったものの、株主の日頃の支援に感謝の意を表するために、期末配当については前期同額の1株当たり20.0円とした(2019年8月期は1株当たり40.0円の上場記念配当を行ったが、2019年9月1日付で実施した普通株式1株につき2株の株式分割を遡及して修正)。また、株式の希薄化を防ぐために、2020年8月及び2021年1月には自己株式の取得を実施している。さらに2020年9月から2021年2月までの6ヶ月間の役員報酬減額を発表し、業績悪化の経営責任を明確化している。

なお、2021年8月期の配当予想については現段階では未定としており、業績見通しがある程度固まった段階で発表する予定である。

また、同社株式への投資の魅力を高め、より多くの投資家に中長期的に同社株式を保有してもらうことを目的に、2019年8月期より株主優待制度を導入している。具体的には、毎年8月末の株主名簿に記載された100株以上保有の株主を対象に、100株以上200株未満保有の株主にはクオカード5,000円分を、200株以上保有の株主にはクオカード10,000円分を贈呈している。

同社は2022年8月期以降に東証プライム市場への昇格を目指している。そのためにも、投資家にさらに評価されるよう、事業・業績の一層の拡大を図ると同時に、株主還元にも十分に配慮するであろうと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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