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NY株式:NYダウ104ドル高、OMC議事要旨を好感

米国株式市場は上昇。ダウ平均は104.42ドル高の34681.79ドル、ナスダックは1.42ポイント高の14665.06で取引を終了した。景気回復の頭打ち感が台頭し、10年債利回りが4カ月ぶり低水準となると、警戒感から寄り付き後、下落。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表する6月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨待ちで、調整色が強まる中、押し目買いに上昇に転じた。議事要旨では特に警戒されていたようなタカ派色が強まらなかったため安心感が広がり買いが継続。長期金利の低下でハイテク株の買いも続き、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新して終了した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、自働車・自動車部品とエネルギーが下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は、下半期の業績拡大に楽観的な見方が広がり、買われた。家電メーカーのワールプール(WHR)やビールメーカーのボストンビア(SAM)はアナリストによる投資判断引き上げを受けて、上昇。一方、世界各国で新型コロナのデルタ株などの変異ウイルス感染拡大を受けて、航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)などが下落。また、石油会社のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油価格の下落に連れ、売られた。

FRBは6月に開催したFOMCの議事要旨を公表。その中で、多くの参加者が雇用最大化の目標には程遠いと判断したことが明らかになった。

Horiko Capital Management LLC

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