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日経平均は続伸、米株高受け買い先行も伸び悩む

日経平均は続伸。12日の米国市場でNYダウは続伸し、126ドル高となった。新型コロナウイルス変異株の感染拡大を受けて下落する場面もあったが、企業決算への期待から買いが入り、主要株価指数は連日で過去最高値を更新した。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで144円高からスタートすると、朝方には一時28852.31円(前日比283.29円高)まで上昇。ただ、今晩発表される6月の米消費者物価指数(CPI)など重要な海外経済指標を見極めたいとの思惑もあり、買い一巡後は伸び悩む展開となった。

大引けの日経平均は前日比149.22円高の28718.24円となった。東証1部の売買高は9億5752万株、売買代金は2兆1801億円だった。業種別では、鉱業、その他金融業、保険業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、陸運業、空運業、サービス業など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の75%、対して値下がり銘柄は21%となった。

個別では、ソフトバンクG、ソニーG、トヨタ自、日立などがしっかり。ファーストリテは小高い。レノバは再生可能エネルギー拡大が期待される報道が相次いだことで大幅続伸し、上場来高値を更新。決算や業績修正が好感されたタマホーム、デザインワン、コスモス薬品は急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、外資系証券の投資判断引き下げが観測されたレーザーテックは5%近い下落となり、アドバンテスも同様に2%超下落した。安川電は買い一巡後に反落。任天堂や東エレクもさえない。ローツェは好決算ながら材料出尽くし感から売りがかさみ、ダントーHDなどが東証1部下落率上位に顔を出した。

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