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日経平均は78円高でスタート、リクルートHDや三菱UFJなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27911.93;+78.64
TOPIX;1934.18;+8.56

[寄り付き概況]

 27日の日経平均は78.64円高の27911.93円と3日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は82.76ドル高の35144.31ドル、ナスダックは3.72ポイント高の14840.71で取引を終了した。6月新築住宅販売件数がパンデミック下で最低水準となったほか、ダラス連銀製造業活動指数も予想外に悪化した結果に失望し、寄り付き後、下落。しかし、企業の好決算への根強い期待に、上昇に転じた。民主党上院のシューマ—院内総務が超党派のインフラ案の法制化を公約すると発言すると、回復期待も強まり引けにかけて上げ幅を拡大し、ダウ、ナスダック総合指数は史上最高値を更新して終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。また、ここから発表が本格化する主要企業の4-6月期決算への期待感が株価支援要因となった。一方、国内で新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず、また、米欧でも感染が拡大傾向となっており、足元経済への悪影響が引き続き懸念され、株価の重しとなったことに加え、昨日までの2日間で日経平均が400円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日はサーキュレーションがマザーズに上場した。

 セクター別では、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、不動産業、空運業などが値上がり率上位、情報・通信業、海運業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、リクルートHD、三菱UFJ、ダイキン、アサヒ、住友鉱、京セラ、日本製鉄、東京海上、OLC、日産自、ANAなどが上昇。他方、ソフトバンクG、レーザーテック、東エレク、楽天グループ、日東電、マネックスG、レノバ、エーザイ、HOYA、KDDIなどが下落している。

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