8月2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり203銘柄、値下がり20銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅反発。458.69円高の27742.28円(出来高概算5億3392万株)で前場の取引を終えている。前週末の米株式市場では主要株価指数が揃って反落。NYダウは149.06ドル安(-0.42%)となった。中国テクノロジー株の下落への警戒感のほか、疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス変異株「デルタ」に水ぼうそう並みの感染力があり、従来型よりも重症化する可能性を警告したため回復への警戒感が再燃。また、月末で利益確定の売りも目立ち、終日軟調に推移した。米長期金利は引き続き1.2%台前半での低位圏での動きが続いているが、アマゾンが決算を受けて急落したこともあり、ナスダックも0.71%安と反落した。こうした米株安があったものの、前週末にかけて大きく下落していた日経平均は前週末比209.73円高の27493.32円でスタートすると、じり高基調が続き27773.30円(489.71円高)まで上値を伸ばした。買い戻し一巡後も失速することなく、27700円台での底堅い動きが続いた。
値上がり寄与トップは東エレク、同2位はファナックとなり、2銘柄で日経平均を約79円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは商船三井で10.27%高、同2位はTOTOで8.87%高だった。商船三井は、場中に発表した業績・配当予想の上方修正を受けて先週末に急伸、本日も上値追いの動きが続いている。また、商船三井の他、日本郵船などその他の海運株も強い値動き。TOTOは、前週末に第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比で約4.8倍の121億円で着地している。
一方、値下がり寄与トップは第一三共、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約14円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはマツダで5.78%安、同2位は第一三共で3.45%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 27742.28(+458.69)
値上がり銘柄数 203(寄与度+481.04)
値下がり銘柄数 20(寄与度-22.35)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 46500 1580 +56.90
ファナック 24990 610 +21.97
ソフトバンクG 6930 93 +20.09
信越化 18300 550 +19.81
ダイキン 23085 420 +15.12
アドバンテ 9810 200 +14.40
デンソー 7857 375 +13.50
アステラス薬 1807.5 68.5 +12.33
テルモ 4318 81 +11.67
京セラ 6890 153 +11.02
日東電 8400 300 +10.80
豊通商 5390 250 +9.00
TOTO 6140 500 +9.00
バンナムHD 7303 242 +8.71
エプソン 1985 109 +7.85
セコム 8464 210 +7.56
味の素 2981.5 195.5 +7.04
トヨタ 9994 189 +6.81
中外薬 4081 61 +6.59
太陽誘電 5760 170 +6.12
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
第一三共 2085 -74.5 -8.05
ファーストリテ 73750 -170 -6.12
コマツ 2763.5 -65.5 -2.36
オークマ 5310 -140 -1.01
日立 6167 -91 -0.66
日野自 935 -18 -0.65
JR西日本 5748 -169 -0.61
日精工 886 -13 -0.47
マツダ 1010 -62 -0.45
大日住薬 1878 -11 -0.40
JR東日本 7190 -90 -0.32
野村HD 539.3 -8.8 -0.32
三菱倉 3225 -15 -0.27
JR東海 15785 -70 -0.25
いすゞ 1441 -9 -0.16
日産自 628.3 -2.6 -0.09
ANA 2539 -24.5 -0.09
新生銀 1437 -12 -0.04
東宝 4755 -5 -0.02
IHI 2511 -5 -0.02