8月31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり122銘柄、値下がり96銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。30日の米国市場でNYダウは反落し、55ドル安となった。各種経済指標が市場予想を下回り、長期金利の低下とともに景気敏感株を中心に利益確定売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで98円安からスタートすると、朝方には一時27602.21円(前日比187.08円安)まで下落。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の緩和姿勢が株式相場を下支えするとの期待は根強く、後場になると自民党役員人事を巡る報道が伝わって政権浮揚に期待した買いも入り、強含みの展開となった。
大引けの日経平均は前日比300.25円高の28089.54円となった。終値としては7月15日以来の高値で、28000円台を回復したのは今月12日以来となる。東証1部の売買高は12億3524万株、売買代金は3兆0137億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は46%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約54円押し上げた。同2位は東エレクとなり、テルモ、エムスリー、ファナック、ダイキン、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位はネクソンとなり、京王、小田急、電通グループ、安川電機、京成などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28089.54(+300.25)
値上がり銘柄数 122(寄与度+337.94)
値下がり銘柄数 96(寄与度-37.69)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 72520 1490 +53.66
東エレク 47240 670 +24.13
テルモ 4597 121 +17.43
エムスリー 7401 184 +15.90
ファナック 23990 435 +15.66
ダイキン 27405 410 +14.76
リクルートHD 6500 124 +13.40
アドバンテ 9520 180 +12.96
信越化 18205 305 +10.98
オリンパス 2311.5 71.5 +10.30
富士フイルム 9068 256 +9.22
第一三共 2614.5 70.5 +7.62
中外薬 4308 66 +7.13
京セラ 6846 98 +7.06
ソフトバンクG 6181 29 +6.27
ヤマハ 6490 140 +5.04
NTTデータ 1981 27 +4.86
エーザイ 9086 131 +4.72
日産化学 6170 130 +4.68
キッコーマン 8260 130 +4.68
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3370 -34 -7.35
ネクソン 2010 -67 -4.83
京王 5920 -230 -1.66
小田急 2564 -86 -1.55
電通G 4080 -40 -1.44
安川電 5380 -40 -1.44
京成 3385 -75 -1.35
JR東海 16125 -290 -1.04
住友不 3552 -29 -1.04
JPX 2619 -24 -0.86
菱地所 1721 -21 -0.76
東武 2871 -93 -0.67
日立 6085 -85 -0.61
丸井G 1962 -16 -0.58
クレセゾン 1252 -15 -0.54
ミツコシイセタン 738 -13 -0.47
大和ハウス 3356 -13 -0.47
日本ハム 4265 -25 -0.45
大林組 906 -12 -0.43
東急 1515 -24 -0.43