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日経平均は71円高でスタート、東エレクやKDDIなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28522.46;+71.44
TOPIX;1981.53;+0.74

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は71.44円高の28522.46円と4日続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は48.20ドル安の35312.53ドル、ナスダックは50.14ポイント高の15309.38で取引を終了した。ADP雇用統計の8月分が予想を大幅に下回る伸びにとどまったことに失望し寄り付き後、下落。8月ISM製造業景況指数が予想外に上昇したため回復ペース鈍化への警戒感が後退し売りが一段落したものの、9月相場入りで利益確定売りも根強くダウは終日軟調に推移。一方、ハイテク株は引き続き強く、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新して引けた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でナスダック総合指数が上昇し、最高値を更新したことが、東京株式市場でハイテク株などの株価支援要因となった。一方、新型コロナ感染拡大による経済への悪影響や、自民党総裁選、衆院選などを絡めた国内政治の先行き不透明感が引き続き株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの3日続伸で800円を超す上げとなったこともあり、利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8月22-28日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は253億円だった。今日はモビルスがマザーズに、メディア総研がマザーズと福証Qボードに上場した。

 セクター別では、金属製品、情報・通信業、保険業、その他製品、機械などが値上がり率上位、空運業、陸運業、鉄鋼、非鉄金属、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック、ルネサス、東エレク、アドバンテスト、SUMCO、ソニーG、エムスリー、太陽誘電、KDDI、富士フイルム、ケイアイスター不動産、日立、SMCなどが上昇。他方、JR東海、三菱UFJ、JAL、日本製鉄、JFE、武田薬、アステラス薬、HOYAなどが下落している。

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