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今日の為替市場ポイント:8月米雇用統計発表を待つ状況

2日のドル・円は、東京市場では110円12銭から109円92銭まで下落。欧米市場では、110円09銭まで買われた後、109円93銭まで反落し、109円94銭で取引終了。本日3日のドル・円は110円を挟んだ水準で推移か。日本時間夜に8月米雇用統計の発表を控えており、アジア市場における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。

アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」の9月2日時点の予測によると、米国の7-9月期国内総生産(GDP)は前期比年率+3.7%に減速するようだ。4-6月期に好調だった個人消費、設備投資は7-9月期に弱含みとなる可能性が高いとみられている。新型コロナウイルスの感染増加は対面型サービス業などの企業活動に一定の影響を及ぼしているようだが、深刻な状況ではないとみられており、10-12月期の米経済成長率は7-9月期をやや上回る可能性がある。なお、本日発表される米国の8月非農業部門雇用者数は7月実績を下回る見込みだが、市場参加者の間からは「予想とおおむね一致した場合、米国株式は底堅い動きを見せる可能性がある」との声が聞かれている。

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