9月15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり32銘柄、値下がり189銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。14日の米株式市場でのNYダウは292.06ドル安と反落。8月消費者物価指数が予想を下回り、高インフレへの警戒感が後退した一方、景気減速懸念が強まり、米長期金利が低下するなか金融などを中心に景気敏感株が広く売られた。また、金融緩和の長期化が意識されたものの、ハイテク株も売りが優勢となり、ナスダック総合指数は5日続落した。前日にバブル崩壊後の最高値を記録したばかりの日経平均は目先の目標達成感もあり、米株安も背景に本日は205.93円安の30464.17円でスタート。前場後半まではじりじりと下げ幅を拡げる展開となり、一時は30347.30円(322.80円安)まで下げた。ただ、前引けにかけて押し目買いが入り下げ渋ると30500円を回復し、後場も同水準での一進一退となった。軟調な香港市場やさえない中国経済指標などの影響はほとんど受けていない様子で、総じて底堅い動きが続いた。
大引けの日経平均は前日比158.39円安の30511.71円となった。東証1部の売買高は12億0572万株、売買代金は3兆1502億円だった。セクター別では不動産業や証券・商品先物取引業、金属製品などを筆頭にほぼ全面安となり、海運業のみが上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は全体の15%であった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約87円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、日東電、アサヒ、信越化、アステラス薬、ソニーGなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約30円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、ファーストリテ、KDDI、テルモ、アドバンテ、富士フイルムなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 30511.71(-158.39)
値上がり銘柄数 32(寄与度+134.44)
値下がり銘柄数 189(寄与度-292.83)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 56470 860 +30.97
エムスリー 8721 314 +27.14
ファーストリテ 75940 410 +14.76
KDDI 3897 52 +11.24
テルモ 5331 76 +10.95
アドバンテ 11450 150 +10.80
富士フイルム 10015 98 +3.53
トレンド 6430 90 +3.24
安川電 6100 70 +2.52
ヤマハ発 3175 65 +2.34
エプソン 2321 32 +2.30
川崎船 7210 520 +1.87
ヤマハ 7350 50 +1.80
クボタ 2511.5 47 +1.69
7&iHD 5158 42 +1.51
郵船 10350 390 +1.40
太陽誘電 7600 30 +1.08
商船三井 9400 270 +0.97
バンナムHD 8740 21 +0.76
TDK 12910 20 +0.72
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6634 -407 -87.94
リクルートHD 6966 -166 -17.93
日東電 8740 -300 -10.80
アサヒ 5445 -234 -8.43
信越化 21140 -225 -8.10
アステラス薬 1860 -44.5 -8.01
ソニーG 12170 -180 -6.48
第一三共 2723.5 -55.5 -6.00
ネクソン 1965 -74 -5.33
ホンダ 3382 -63 -4.54
豊通商 4900 -110 -3.96
デンソー 7869 -105 -3.78
ファナック 26880 -105 -3.78
京セラ 7284 -49 -3.53
ダイキン 29055 -95 -3.42
中外薬 4168 -30 -3.24
資生堂 8109 -86 -3.10
三井不 2624.5 -85.5 -3.08
トヨタ 9876 -70 -2.52
丸井G 2113 -67 -2.41