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日経平均は64円高でスタート、ファーストリテやNECなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;30387.54;+64.20
TOPIX;2090.31;+0.15

[寄り付き概況]

 17日の日経平均は64.20円高の30387.54円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は63.07ドル安の34751.32ドル、ナスダックは20.39ポイント高の15181.92で取引を終了した。8月小売売上高や9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の良好な結果を受けて、景気回復期待が再燃し、上昇して寄り付いた。しかし、新規失業保険申請件数の増加で雇用や景気回復への懸念がくすぶったほか、金利先高感を警戒した売りに下落に転じた。ユダヤ教の祭日で参加者が限られる中、押し目買いも強く、引けにかけて下げ幅を縮小した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。今日告示となる自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=109円70銭前後と、昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことも輸出関連株などの株価を支えた。一方、米国経済の先行き不透明感が継続していることに加え、昨日の上海や香港の株式相場が下落したこともあり、中国経済の先行きに対する懸念も意識され、株価の重しとなった。また、東京市場が明日から3連休となることから積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、海運業、空運業、医薬品、輸送用機器、化学などが値上がり率上位、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、その他金融業、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、レーザーテック、アドバンテスト、信越化、ルネサス、エムスリー、NEC、ANA、SMC、ZHD、ホンダなどが上昇。他方、キーエンス、任天堂、JFE、HOYA、昭和電工、INPEX、7&iHD、オリックス、SUMCOなどが下落している。

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