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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、インフレ上昇は支援材料に

■弱含み、欧米諸国や中国本土の株安を嫌気

今週のポンド・円は弱含み。一時150円台後半まで売られる場面があった。インフレ鈍化の懸念は消えているものの、英中央銀行は量的緩和策の縮小を急がない可能性があること、8月小売売上高は市場予想を下回ったことから、リスク回避的なポンド売り・円買いが観測された。欧米諸国や中国本土の株安もポンド売り材料となったようだ。取引レンジ:150円83銭−152円85銭。

■下げ渋りか、インフレ上昇は支援材料に

来週のポンド・円は下げ渋りか。英国での新型コロナウイルスの感染流行による経済制限措置が導入される可能性は残されているが、直近発表の英国のインフレ指標は予想を上回っており、インフレ鈍化の懸念は払しょくされた。英中央銀行の金融政策は現状維持の公算だが、リスク回避的なポンド売り・円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・23日:9月マークイット製造業PMI(8月:60.3)
・23日:9月マークイットサービス業PMI(8月:55.0)
・23日:英中央銀行MPCが政策金利発表(0.10%で現状維持の予想)

予想レンジ:149円00銭−153円00銭

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