22日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり33銘柄、値下がり190銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続落。21日の米国市場でのNYダウは50.63ドル安と4日続落。中国恒大集団の経営問題への懸念がくすぶるなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を明日に控えた警戒感から、ダウは上昇して始まったが結局下落に転じた。主力ハイテク株の一角には押し目買いが入りナスダック総合指数は3日ぶりに反発したが上げ幅は限定的だった。戻りの鈍い米国市場の動きを受け、日経平均は94.98円安の29744.73円でスタート。前日の急落後とあって自律反発狙いの買いから下げ渋る場面も見られたが、様子見ムードも強く、前場中頃には265.83円安の29573.88円まで下押しした。その後、中国恒大集団が23日に期日到来の人民元建て債の利払いを実施すると伝わったことで急速に下げ幅を縮小し、一時は28.39円高の29868.10円と上昇に転じる場面もあった。ただ、祝日を前にした利益確定売りも出て、前引けにかけては改めて下げ幅を3桁に拡げた。中国恒大集団の行方や明日に控えるFOMC公表結果を見極めたいとの思惑から、後場は前引け水準でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比200.31円安の29639.40円となった。東証1部の売買高は12億0359万株、売買代金は2兆8901億円だった。セクターでは卸売業、食料品、機械などが下落率上位に並んだ一方、海運業、不動産業、鉱業の3業種が上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。
値下がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約28円押し下げた。同2位はファナックとなり、信越化、KDDI、キッコーマン、TDK、京セラなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約47円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、第一三共、エーザイ、三井不動産、住友不動産、資生堂などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29639.40(-200.31)
値上がり銘柄数 33(寄与度+99.39)
値下がり銘柄数 190(寄与度-299.70)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 75960 1330 +47.90
ソフトバンクG 6449 120 +25.93
第一三共 3084 64 +6.91
エーザイ 8514 135 +4.86
三井不 2584 61.5 +2.21
住友不 3945 57 +2.05
資生堂 7680 42 +1.51
川崎船 7550 240 +0.86
7&iHD 5145 21 +0.76
ソニーG 12360 20 +0.72
東建物 1735 36 +0.65
中外薬 4135 6 +0.65
ガイシ 1899 15 +0.54
AGC 5760 60 +0.43
郵船 10170 110 +0.40
菱地所 1741.5 11 +0.40
電通G 4210 10 +0.36
三菱UFJ 641.5 9 +0.32
塩野義 7379 8 +0.29
DeNA 2008 24 +0.26
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 25895 -785 -28.27
ファナック 24865 -710 -25.57
信越化 20620 -530 -19.09
KDDI 3743 -43 -9.29
キッコーマン 9270 -250 -9.00
TDK 12230 -230 -8.28
京セラ 6881 -115 -8.28
東エレク 53860 -210 -7.56
アドバンテ 11000 -100 -7.20
太陽誘電 7200 -190 -6.84
NTTデータ 2138 -37 -6.66
バンナムHD 8705 -178 -6.41
オムロン 11330 -150 -5.40
伊藤忠 3314 -141 -5.08
デンソー 7607 -133 -4.79
アサヒ 5360 -125 -4.50
リクルートHD 6946 -37 -4.00
TOTO 5360 -220 -3.96
トヨタ 9820 -109 -3.93
ホンダ 3285 -53 -3.82