18日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり115銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。80.97円安の28987.66円(出来高概算5億5888万株)で前場の取引を終えている。前週末15日の米株式市場でのNYダウは382.20ドル高(+1.09%)と大幅続伸。9月の小売売上高が前月比0.7%増と、予想(-0.2%)に反して2カ月連続で増加したことから景気回復期待が強まった。また、米金融大手ゴールドマン・サックスなどの好調な企業決算も投資家心理を向上させ、上げ幅を拡大。一方、米10年債利回りが再び上昇に転じたこともあり、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.49%高と上昇率が限定的となった。週明けの日経平均は米株高を好感し25.19円高の29093.82円でスタート。ただ、商品市況の上昇や米長期金利の上昇が重しとなったほか、前週の大幅上昇の反動もあり、寄り付き直後から失速するとマイナスに転換。その後、下げ渋って上昇に転じる場面もあったが、29144.33(75.70円高)を高値に再び失速すると、前場中頃には29000円を割り込んだ。手掛かり材料難のなか方向感に欠ける動きが続き、前引けにかけては29000円を挟んだ一進一退となった。
値下がり寄与トップはエムスリー、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約27円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは高島屋で3.05%安、同2位は第一三共で3.01%安だった。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はトヨタとなり、2銘柄で日経平均を約34円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは東邦亜鉛で11.09%高、同2位は三井E&Sで5.45%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 28987.66(-80.97)
値上がり銘柄数 104(寄与度+92.62)
値下がり銘柄数 115(寄与度-173.59)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 73500 720 +25.38
トヨタ 2043 49.5 +8.72
デンソー 8109 207 +7.30
スズキ 5275 126 +4.44
東エレク 49660 110 +3.88
バンナムHD 8696 86 +3.03
TDK 3800 25 +2.64
コナミHD 6480 70 +2.47
ホンダ 3511 34 +2.40
キヤノン 2825.5 37.5 +1.98
SUBARU 2350 50 +1.76
住友鉱 4532 92 +1.62
クレセゾン 1500 45 +1.59
東邦鉛 3355 335 +1.18
三菱商 3727 31 +1.09
電通G 4350 30 +1.06
オリンパス 2522.5 7.5 +1.06
楽天グループ 1168 28 +0.99
日揮HD 1114 28 +0.99
DOWA 4810 125 +0.88
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エムスリー 7273 -198 -16.75
KDDI 3680 -53 -11.21
ソフトバンクG 6243 -47 -9.94
第一三共 2854 -88.5 -9.36
テルモ 5101 -64 -9.02
リクルートHD 7265 -85 -8.99
ソニーG 12655 -235 -8.28
中外薬 3930 -60 -6.34
アステラス薬 1968.5 -33.5 -5.90
資生堂 7465 -154 -5.43
塩野義 7575 -125 -4.41
安川電 5030 -110 -3.88
オムロン 10830 -110 -3.88
セコム 8200 -100 -3.52
信越化 19615 -80 -2.82
協和キリン 3670 -75 -2.64
味の素 3341 -71 -2.50
ダイキン 25500 -70 -2.47
エプソン 2201 -31 -2.19
花王 6599 -60 -2.11