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日経平均は170円高でスタート、東エレクや日産自などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29385.95;+170.43
TOPIX;2037.18;+10.61

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は170.43円高の29385.95円と続伸して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は198.70ドル高の35457.31ドル、ナスダックは107.28ポイント高の15129.09で取引を終了した。企業の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。ドルや原油価格の上昇が一段落したことも手伝い終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。国内で新型コロナ感染縮小が継続しており、東京都が感染対策を徹底した認証店に対し酒類提供を含めた時短要請を解除する方針を固めたと伝えられたこともあり、経済活動の活性化への期待感が株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上げ幅が主要3指数より大きかったことも、東京市場で半導体関連株などの支えとなった。一方、原油価格が高止まっていることから、企業収益への悪影響が引き続き懸念され、また、米長期金利の一段の上昇を警戒する向きもあり、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の貿易収支は6228億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は5192億円の赤字だった。今日は、9月の中国70都市の新築住宅価格動向が発表される。

 セクター別では、証券商品先物、電気機器、鉄鋼、ガラス土石製品、機械などが値上がり率上位、その他製品、空運業、陸運業、ゴム製品、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、レーザーテック、東エレク、アドバンテスト、日立、キヤノン、ルネサス、日産自、TDK、富士通、日本製鉄、武田薬、INPEXなどが上昇。他方、任天堂、商船三井、ベイカレント、デンソー、ANA、JAL、神戸物産、JR西などが下落している。

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