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米国株見通し:底堅い値動きか、原油安の影響を見極め

(14時50分現在)

S&P500先物      4,706.00(+11.50)
ナスダック100先物  16,616.75(+41.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は上昇。NYダウ先物は100ドル高、アジア株は持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

19日の主要3指数はまちまち。堅調のナスダックは連日最高値を更新したが、ダウは3日続落で268ドル安の35601ドルで取引を終えた。新型コロナウイルス感染の再拡大で、オーストリアが全国民を対象としたロックダウン(都市封鎖)に踏み切ったほか、ドイツが非常事態となり欧州リスクに懸念が強まった。また、NY原油先物(WTI)が急落し、エネルギー関連が急落。ただ、金利安を受けたハイテク株買いが相場を支えた。

本日は底堅い値動きか。ユーロ圏でのコロナまん延を見極める展開で、積極的な買いは手控えられそうだ。一方、石油備蓄の放出やコロナ再拡大に伴う需要減で原油相場が急落し、エネルギー関連の売りが相場に影響しよう。半面、原油高を抑えられれば連邦準備制度理事会(FRB)が「一時的」とするインフレの見方を後押しし、早期利上げ観測を弱める可能性もあろう。金利安でハイテク株は売られても、全般的には下げづらいとみる。

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