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Jトラスト—JT貯蓄銀行の株式譲渡中止は来期以降の業績にプラスに作用

Jトラストは、30日、特定子会社のJT貯蓄銀行の株式譲渡を中止することを発表した。株式売買契約締結期限を了解覚書及び取引終結期限延長合意書に基づき2021年11月30日としていたが、譲受人との間で契約内容の合意に至らないまま、株式売買契約締結期限を迎えたことにより、本件株式譲渡を中止することとした。

JT貯蓄銀行の業績は、2020年12月期の営業収益が125.34億円、営業利益が27.39億円、当期純利益が21.21億円であった。また、2021年3四半期累計業績も貸出残高の増加などから前年同期比20%増収、43%営業増益と好調に推移している。

2022年12月期の業績見通しでは、JT貯蓄銀行の株式売却後にその収益が剥落することが予想された。しかし弊社では、今回の株式譲渡中止は、こうした業績面における不安材料が払拭されたと見ている。

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