12月2日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり74銘柄、値下がり147銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。前日の米株式市場でNYダウは大幅続落。ワクチンの有効性を示唆する報道を受けて上昇して始まった。しかし、量的緩和縮小(テーパリング)の加速懸念から上げ幅を縮小。引けにかけては、米国内で初のオミクロン株感染者が確認されたことで、大きく下落に転換。ハイテク株にも売りが広がり、ナスダック総合指数も大幅に続落。米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は219.42円安でスタート。値ごろ感からの押し目買いが入り、一時はプラス圏に浮上する場面も見られた。しかし、時間外の米株価指数先物の上昇が下支えする一方、変異株や米金融政策を巡る不透明感を背景とした戻り待ちの売りも強く、その後はマイナス圏での一進一退が続いた。
大引けの日経平均は前日比182.25円安の27753.37円となった。東証1部の売買高は13億4849万株、売買代金は3兆1477億円だった。セクターでは鉱業、空運業、精密機器などが下落率上位に並んだ一方、海運業、電気・ガス業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は30%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約63円押し下げた。同2位はTDKとなり、エムスリー、東エレク、ソニーG、アドバンテ、太陽誘電などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約8円押し上げた。同2位はバンナムHDとなり、任天堂、花王、アステラス薬、中外薬、エーザイなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27753.37(-182.25)
値上がり銘柄数 74(寄与度+72.33)
値下がり銘柄数 147(寄与度-254.58)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 24430 245 +8.63
バンナムHD 9135 195 +6.87
任天堂 51700 1030 +3.63
花王 5801 100 +3.52
アステラス薬 1774 19 +3.35
中外薬 3665 31 +3.28
エーザイ 6860 80 +2.82
ブリヂストン 4701 79 +2.78
安川電 5330 70 +2.47
オムロン 11065 65 +2.29
7&iHD 4657 63 +2.22
リクルートHD 7038 20 +2.11
ファーストリテ 67140 60 +2.11
川崎船 5440 555 +1.96
商船三井 7240 510 +1.80
キーエンス 70960 500 +1.76
伊藤忠 3345 44 +1.55
ネクソン 2249 22 +1.55
カシオ 1526 42 +1.48
郵船 7990 400 +1.41
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5599 -301 -63.65
TDK 4365 -165 -17.45
エムスリー 5843 -147 -12.43
東エレク 59580 -350 -12.34
ソニーG 13580 -315 -11.10
アドバンテ 9910 -140 -9.87
太陽誘電 6130 -200 -7.05
オリンパス 2473.5 -46 -6.49
テルモ 4579 -44 -6.20
塩野義 7659 -162 -5.71
NTTデータ 2337 -28 -4.93
デンソー 8351 -137 -4.83
富士フイルム 8929 -132 -4.65
日産化学 6380 -130 -4.58
村田製 8294 -133 -3.75
日東電 7870 -100 -3.52
KDDI 3272 -16 -3.38
ファナック 23140 -95 -3.35
横河電 2067 -88 -3.10
豊通商 4900 -85 -3.00