12月3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり210銘柄、値下がり15銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は反発。前日の米株式市場でNYダウは大幅反発。製薬会社ファイザーによる同社製ワクチンのオミクロン変異株に対しての有効性との見解を受け、景気敏感株を中心に押し目買いが入った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発。米株高を支えに日経平均は87.68円高でスタート。ただ、今晩発表予定の米雇用統計を前に半導体関連を中心とした値がさハイテク株に売りが先行し、直後にマイナスに転じた。前場は前日終値近辺での一進一退が続いたが、米議会上院がつなぎ予算案を可決したとの報道が入ると、後場からプラス圏に再浮上。さらに、米製薬大手メルクがコロナ治療薬候補の製造販売承認を厚労省に申請したことが伝わると投資家心理が改善し、上げ幅を拡大、大引けまで断続的な買いが入り、高値引けとなった。
大引けの日経平均は前日比276.20円高の28029.57円となった。東証1部の売買高は12億3333万株、売買代金は2兆9347億円だった。セクターでは空運業、海運業、陸運業などが上昇率上位に並んだ一方、その他製品だけが下落となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の92%、対して値下がり銘柄は6%となった。
値上がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約31円押し上げた。同2位はリクルートHDとなり、信越化、デンソー、アドバンテ、日東電、ソニーGなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約17円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ソフトバンクG、富士フイルム、任天堂、ファナック、塩野義などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28029.57(+276.20)
値上がり銘柄数 210(寄与度+326.96)
値下がり銘柄数 15(寄与度-50.76)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 25310 880 +31.02
リクルートHD 7191 153 +16.18
信越化 19325 370 +13.04
デンソー 8673 322 +11.35
アドバンテ 10050 140 +9.87
日東電 8120 250 +8.81
ソニーG 13825 245 +8.63
電通G 3750 200 +7.05
資生堂 6655 193 +6.80
NTTデータ 2375 38 +6.70
トヨタ 2079 33.5 +5.90
TDK 4420 55 +5.82
テルモ 4620 41 +5.78
アサヒ 4378 153 +5.39
KDDI 3294 22 +4.65
村田製 8455 161 +4.54
オムロン 11180 115 +4.05
花王 5911 110 +3.88
ブリヂストン 4803 102 +3.59
日立建 3405 100 +3.52
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 66650 -490 -17.27
東エレク 59300 -280 -9.87
ソフトバンクG 5559 -40 -8.46
富士フイルム 8794 -135 -4.76
任天堂 50660 -1040 -3.67
ファナック 23045 -95 -3.35
塩野義 7599 -60 -2.11
バンナムHD 9118 -17 -0.60
サイバー 1978 -11 -0.31
楽天グループ 1147 -3 -0.11
三井物 2537 -3 -0.11
SUBARU 2076 -2.5 -0.09
日立造 859 -8 -0.06
東電力HD 304 -2 -0.01
中部電 1169 -2 -0.01