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マザーズ指数は大幅続伸、米ハイテク株高を好感、値上がり率トップはアプリックス

 本日のマザーズ指数は22.68pt高の1062.58ptと大幅続伸。前日の米株式市場でNYダウは大幅続伸。英グラクソ・スミスクラインなどが開発中の新型コロナウイルスワクチン候補が複数の変異株に対して有効性を示したとの報道もあり、景気回復期待から買い先行。金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、ナスダック総合指数は3%超の大幅続伸。米ハイテク株高を好感し、マザーズ指数は大幅高でスタート。しかし、朝高後は伸び悩み、その後は高値圏でのもみ合いが続いた。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の急伸などを背景に、半導体関連など東証1部のハイテク株中心に物色が向かい、マザーズ銘柄への買い資金が分散された可能性がある。また、今後の新規株式公開(IPO)ラッシュを見据えた換金売りが上値を抑えたもよう。なお、売買代金は概算で1872.98億円。騰落数は、値上がり260銘柄、値下がり120銘柄、変わらず16銘柄となった。
 個別では、メルカリやBASE、セルソースなどの時価総額上位銘柄が全般大幅高となった。直近IPOのサイエンスアーツは上場後からの急伸劇が続いており、本日も14%高で売買代金トップに躍り出た。「Amazon Dash Replenishmentプログラム」の認証を取得したアプリックスが25%高で上昇率トップとなった。四季報業績予想などを背景に個人投資家の一部で人気化したワンキャリア、モーニングスターが投資判断「Overweight」でカバレッジ開始したリビン・テクノロジーズ、米電気自動車大手テスラの家庭用蓄電池「Powerwall」の取り扱いを開始したアールプランナーなどがそれぞれストップ高まで買われた。一方、売買代金上位ではGRCS、INCLUSIVE、ENECHANGE、JTOWER、アスタリスク、プロジェクトカンパニーなどが大きく下落。投機化しているグローバルウェイはストップ安まで売られた。

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