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米国株見通し:伸び悩みか、弱い経済指標が買い抑制

(14時00分現在)

S&P500先物      4,719.50(+9.7)
ナスダック100先物  16,329.90(+40.3)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は50ドル高。NY原油先物(WTI)も持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

15日の主要3指数は反発。ダウは3日ぶりにプラスへ転じ、383ドル高で1カ月ぶりの36000ドル台が視野に入った。注目の連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)は来年に向け、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)の3月終了や3回の政策金利引き上げにより、本格的にインフレを抑制する方針を示した。ただ、タカ派姿勢はある程度織り込まれていたことや、重要イベント通過の安心感から買いが強まった。

本日は伸び悩みか。FOMC通過に伴うリスク要因の後退で、本日も買いが入りやすい展開となりそうだ。ただ、今晩発表の住宅関連やPMIは前月からの改善が予想される半面、フィラデルフィア連銀製造業景況指数や鉱工業生産は前回を下回る見通しで、前日の買いを弱める可能性があろう。また、FOMCによる金融引き締め加速が改めて意識されれば買いづらい地合いに。さらに新型コロナウイルスの感染拡大への警戒も、指数の重石となろう。

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